豊胸・豊胸手術/豊胸手術の基礎知識

豊胸手術の種類と選び方(2ページ目)

豊胸手術を受けた人のほとんどが「今思うと悩んでいる時間がもったいなかった」と言います。胸が小さいせいでスタイルやファッションに自信の持てない方も多いです。胸の悩み解決の切り札に整形手術があります。自分は綺麗なバストになれるのか? 胸の整形手術について月間1000人以上の人気外来を担当する現役美容外科医が解説します。

名倉 俊輔

執筆者:名倉 俊輔

美容整形ガイド

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次にシリコンバック豊胸とヒアルロン酸豊胸です。これらの方法の共通点は生体内に入れても問題にならない物質で豊胸することです。それぞれのメリット、デメリットをまとめます。

シリコンバック豊胸のメリット

・ボリュームをだすことに一番すぐれている
・吸収される事が無いため結果が安定している
・取り出すことができる

シリコンバック豊胸のデメリット

・術後の痛みがやや強い
・バックの縁が触れることがある
・動きが不自然である

ヒアルロン酸豊胸のメリット

・傷が小さい、身体への負担が小さい
・ダウンタイムが短い
・注入量を自由に設定できる
・必要な時に溶解することができる

ヒアルロン酸豊胸のデメリット

・いずれ吸収される
・若干の硬さがある

どの方法を選ぶか

前回解説したように胸は脂肪・乳腺・筋肉・胸郭の形の4つからできています。よって自分自身の脂肪を使う脂肪細胞豊胸はとても自然です。レントゲンにも映りませんし、私たち美容外科医が見ても、触っても元々胸の大きかった方との見分けがつきません。これが脂肪注入豊胸の一番のメリットです。

特に日本人は異物を嫌う人が多く、自然さを求めますので脂肪注入法が希望に合う場合が多いです。シリコンバックの不自然さが気になりバックから脂肪に入れ替える方も多いです。

多くの人で胸には左右差があります。この面では注入量を細かく調整できる脂肪注入、ヒアルロン酸は有効です。

これらの方法の中から豊胸術を選択しますが大まかな目安を説明します。
・形や触感を一番にするのなら脂肪注入豊胸
・大きさ、安定性を一番にするならシリコンバック豊胸
・手軽さ、ダウンタイムを一番にするのならヒアルロン酸豊胸
このように考えると分かりやすいと思います。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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