受付で家事サービス、駅までは無料送迎バス
ゲスト和室。友人や家族が遊びに来たらここで過ごせる
その脇には庭に面して光あふれるコミュニティラウンジ。たとえば個室から出てちょっと開放的なスペースで新聞を読みたい時、外での散歩から帰ってきてすぐ個室に入るのでなく、ちょっとここでお茶を飲みながら休憩したい時などのために、ミニキッチンもあります。一人でゆっくり過ごせるカウンター席や、友人や遊びに来た家族と集うボックス席など、シーンに合わせたスペースが配置されている点も程よい距離感です。
時々孫が遊びに来るという程良い距離感
寝室からすぐトイレに行ける動線
次に個室空間をみていきましょう。用意されているのは1人居住用の1R(27平方メートル)と夫婦2人を想定した1LDK(46~52平方メートル)ですが、1人居住者でも広いほうを希望するため、広い間取りから埋まっていくのだとか。
コンパクトながら狭さは感じない室内
今後、住居内にはクリニック、デイサービス、訪問介護事業所も併設予定で、パンフレットにある「時にはサポートを受けながら、安心の中で過ごすシニアライフ」は、今後増えるアクティブシニア世代にとって、押し付けではない、ちょうど良いサポート距離感ではないでしょうか。
屋上の共同菜園。隣人や孫たちとここで日向ぼっこしたり、ガーデニングしたり。
耐震・バリアフリー等の構造を備え、行き届いた生活支援サービスがある「サ高住」、現在は国や自治体の政策支援でリーズナブル性が実現している面もありますが、今後も供給数が増えてて行くことで、市場原理的に一部の恵まれた富裕シニアのためだけでなく、より一般シニアが自然に考える選択肢の一つとして裾野が広がっていくことが期待されます。