子連れで冬の東北へ！　きりたんぽ発祥地、秋田・鹿角

雪国を家族で満喫！　秋田・鹿角の子連れ旅行レポート

日本らしさを感じる冬の旅といえば、やはり温泉。そして子どもが喜ぶ雪遊び！ 今回は、秋田県の鹿角地域（鹿角市・小坂町）を3歳の娘を連れて訪ね、冬の東北を満喫してきました。

秋田県鹿角地域は、ちょうど北東北の真ん中、岩手や青森との県境に位置しています。きりたんぽ発祥の地としても有名で、八幡平温泉郷をはじめとする温泉も豊富。市街地からアクセスのよいスキー場も充実しており、周辺には縄文後期の遺跡「大湯環状列石」や明治の芝居小屋「康楽館」などユニークな観光スポットもいろいろあります。

きりたんぽ以外の名物グルメも多彩で、オーガニック飼育の「かづの牛」や9月中旬から出回る「北限の桃」（※冬の時期は缶ジュースなどをチェック！）なども人気。お酒好きのパパには、地酒「千歳盛」もおすすめです。

雪遊びデビューにも最適！　駅から10分の水晶山スキー場

冬の東北に行くなら、やはりはずせないのが雪遊び。鹿角地域にもいくつかゲレンデがありますが、ファミリーにおすすめなのは「水晶山スキー場」です。なんとここ、JR花輪線鹿角花輪駅からタクシーで約10分という驚きの好アクセス！　スキーなど用具のレンタルもあるので、その気になれば手ぶらでもOK。レンタカーでの雪道運転が不安な人にもココなら安心です。

初級者から中級者向きのコースが中心のファミリーゲレンデなので、雰囲気もとても和やか。平日は近所の保育園の子どもたちがそり遊びなどに訪れることもあるそうです。スキーをするのはまだ早いという子でも、そりや雪だるま作りが楽しめるエリア「スノー・ランド」で思う存分遊べます。このエリア、かなり広々としていて、とても気持ちがよいです。

このほか子どもたちに大人気なのが、スノーモービルがゴムボートをけん引する「スノー・ラフト」（写真）。スノーパーク内の専用コースを走るのですが、迫力満点のドリフト体験は大人でもハマる人は多いはず。
2014年は1月18日から毎週土曜日がキッズデーになり、小学生以下の1日券が1,000円とお得に。平日はレンタルスキーやボードのレンタルも無料で、ランチとリフト1日券セットが2,500円など、さらに嬉しい特典もあります。スキー・スノーボード教室なども開催しているので、利用の際は事前に問い合わせてみてください。

■水晶山スキー場
住所：秋田県鹿角市尾去沢字尾去山国有林
アクセス：JR花輪線鹿角花輪駅から車で約10分
電話：0186-23-2424
HP：水晶山スキー場

北国のおもてなしに温まる、大湯温泉郷

雪遊びの疲れを癒すには、良質の温泉がいちばん！ 鹿角地域は温泉の宝庫で、どこに泊まろうか迷ってしまうほどですが、今回は開湯800年といわれる大湯温泉郷に泊まることに。ここは江戸時代には南部藩主の保養温泉地でもあったところで、古くから「いで湯の里」「湯けむりの里」と呼ばれ親しまれてきました。

お世話になった宿は、明治時代創業の老舗旅館「宿 花海館」。自慢はなんといっても、加水・加温を一切していない100％源泉かけ流しのお湯。なんと、シャワーやカランにまで温泉を使うという贅沢さです。良質な有機質の弱アルカリ性の飲める温泉で、少々温度は熱めですが、出たあとは体がポカポカで湯冷めしらず。家族風呂もあるので、子連れでも周囲に気兼ねせず、のんびり寛げます。
料理には地元の幸をふんだんに使われ、土地の滋味をしみじみ感じることができます。名物のきりたんぽ鍋はもちろん、季節によっては、きのこや山菜などの山の味覚、大湯川渓流で採れるイワナやヤマメなども並ぶそう。全14室のこぢんまりとした宿で、家庭的なもてなしが小さな子連れにはとても心地よかったです。

■宿 花海館
住所：秋田県鹿角市十和田大湯温泉上の湯34-1
アクセス：JR十和田南駅から車で約15分
電話：0186-37-3221
料金：１泊料金　8,400円～
HP：宿 花海館

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