あなたの貯金が増えないのはなぜでしょう?
きちんと貯めているのに、貯蓄残高が思うように増えていかない。やっぱり私にお金は貯められないのかも……と思い始めているあなた! 貯蓄が増えないのにはもちろん理由があります。原因を自覚して家計管理の考え方を少し変えるだけで、確実に貯蓄が増える人になれるのです。原因1.お金が足りなくなると積立からお金を引き出してしまう
積み立てたお金は大きなライフイベントのためのもの、ということをしっかり認識することから貯蓄プランを再考する必要がありそう。というのも、天引きなどで積み立てたお金はシングルの人なら結婚資金、既婚者なら住宅購入資金などといった、大きなお金が必要なとき以外は絶対に使わない! くらいの覚悟が大切だからです。積立でお金を貯めることの意味は、確実にお金を貯めるだけでなく「気が付いたらまとまったお金が貯まっていた!」「天引きなどの仕組みを作ればお金って貯められるんだ!」という気持ちになって、貯める気持ちをアップさせることにもあります。逆にいうと、積立で貯めているのに残高が増えないとヤル気がダウンして貯蓄を頑張ろうという気持ちになれません。
毎月できるだけ多くの金額を積み立てることは、貯蓄ペースをアップするために大切なことです。でも、だからといってあまり無理をして、頻繁に貯めたお金を取り崩すようでは元も子もありません。積立は確実に貯められる金額を設定することが、貯めるモチベーションを持続させる秘訣です。
原因2.支出を1カ月単位で管理している
毎月の給料と使うお金はきちんと管理しているのに、なぜかお金が足りなくなってしまうという人がいます。それはなぜかというと、ある程度決まっている毎月の支出以外にも必要なお金があるからです。1カ月ではなく、1年単位で使ったお金を整理してみるとその答えが出てきます。1年の間には結婚式のご祝儀や、お葬式のお香典といった冠婚葬祭の費用、壊れてしまった電気製品の買い替え、冬用のコートなど高額な洋服……。毎月の予算では賄いきれない支出があったはず。それらのお金はどこから捻出しましたか?
対策としては、毎月の支出以外に予備費を確保しておくこと。ボーナスがある人は、その一部を予備費としてプールしておく方法が一番簡単。ボーナスがない人は、毎月の予算の中に予備費という項目をきちんと設けて予算化し、必要なお金をきっちり確保。「月」ではなく「年」でお金を管理することを習慣にするのです。
原因3.月末になってお金に余裕があると使ってしまう
毎月必要なお金には、家賃や光熱費、生命保険料など毎月決まった金額がかかる固定費と違って、食費や交際費、被服費といったその月のスケジュールや活動によって異なる変動費があります。毎月必要な額が変わるということは、ギリギリなこともあれば余裕がある月もあるはずです。そんな時、余裕があるお金をどうしていますか?このお金の使い方が、貯蓄が増える人と増えない人の分かれ道。増える人は予備費に追加してプールしたり、積立に追加入金して無駄遣いすることなくしっかり貯めています。しかし貯蓄が増えない人は、余裕があるからと予定にないものを買うなどして残金を使ってしまうのです。お金に余裕がなかったら買わないものは、本当に必要なものではないはず。節約以前に不要なものは買わない習慣を身につけるのも、貯蓄を増やすためには大切なことです。
お金は寂しがり屋だから多いところに集まるといいます。「貯蓄が増えない」と感じるということは「貯めたい」気持ちがあるということ。もう一歩進んで貯め方のコツを理解して実行すれば、必ず貯蓄は増えるはずです。
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