ロサンゼルス/ロサンゼルスの観光

ロサンゼルス唯一、サンアントニオワイナリー

サンアントニオワイナリーは、ロサンゼルスカウンティ唯一のワイナリーで、ロサンゼルスのダウンタウンにあります。試飲は3杯まで無料。ワイナリー内を見学できるツアーも毎日行われています。

芦刈 いづみ

執筆者:芦刈 いづみ

アメリカガイド

ロサンゼルスカウンティ唯一のワイナリー
サンアントニオワイナリー

ロサンゼルス唯一のワイナリー

ロサンゼルス唯一のワイナリー

ロサンゼルスのユニオンステーションから、車で約5分。歩いても20分ぐらいで行けてしまうところに、ロサンゼルスカウンティ(カウンティは、日本で言うと県にあたる単位)唯一のワイナリー、サンアントニオワイナリーがあります。ダウンタウンの中にありながら、ロサンゼルスの都会から1時間以上郊外に来たかのような雰囲気の、とても開放的でカリフォルニアらしいワイナリーです。

ここは、1900年代初めにイタリアからの移民のオーナーがオープンしたワイナリー。この当時、現在のロサンゼルスダウンタウン周辺は、ブドウ畑が広がり、たくさんのワイナリーがあったそう。

かつてダウンタウンはブドウ畑だらけだった

かつてダウンタウンはブドウ畑だらけだった

その後、1929年に大恐慌がおこり、続いて禁酒法も施行されました。その影響を受け、この周辺のワイナリーはほとんどがクローズ。しかし、サンアントニオワイナリーのオーナーは、敬虔なクリスチャンで、教会にワインを卸していたことが幸いし、時代の影響を受けず、生き残ることができました。そして、現在、ロサンゼルスカウンティ唯一のワイナリーとして、地元の人たちに愛されています。

現在、ブドウ畑は、ロサンゼルスより北のワイナリーが多くあるパソロブレスやナパバレーにあり、ダウンタウンのワイナリーで醸造、ボトル詰めを行っています。

 

魅力は試飲3杯無料

巨大なテイスティングルーム

巨大なテイスティングルーム

ワイナリーのティスティングルームでは、試飲が3杯まで無料です。11月後半から12月のホリデーシーズンは、ワインを買い求める人であふれ、パーキングもティスティングルームも、いっぱいです。通常は、平日の昼間に行けば、人も少なくゆっくり楽しみながらティスティングできます。

数々のワインコンテストで大賞や金賞を取っているワインが多く、その中でもガイドのおすすめは、「サンシメオン」というワイン。ジャルドネやメルロー、シラーなどの品種がありますが、シラーがお気に入り。カリフォルニアワインらしいすっきりさわやかな味わいです。値段は、20ドル前後のものがほとんどなので、自分のお土産用にもプレゼント用にも買いやすいです。

ワイナリーツアー

毎日行われているワイナリーツアー

毎日行われているワイナリーツアー

サンアントニオワイナリーでは、毎日無料のワイナリーツアーを行っています。時間は、月~金の12~14時、土&日の11~16時まで、1時間おき。予約は必要ありません。

ツアーは、サンアントニオワイナリーの歴史の説明からスタート。説明の後は、樽がいっぱいある貯蔵室に入ります。樽は、アメリカ製とフランス製の2種類あり、樽によってワインの味が違うとのこと。

毎年9月ぐらいに古くなった樽を捨て、新しい樽を使い始めるので、この時期は、使わなくなった樽を格安で販売。売り切れ次第終了。家のインテリアに買って行く人が多いとのことです。全て英語なので、少し戸惑ってしまうかもしれませんが、ワイナリーの中に入ることのできる体験はなかなかないですし、アメリカ人と一緒にツアーを回るのは、とても楽しいです。

<DATA>
San Antonio Winery(サンアントニオワイナリー)
住所:737 Lamar St. Los Angeles, CA 90031
TEL:1-323-223-1401
時間:9:00~17:00(日~木)、9:00~20:30(金・土)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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