培養のための鉢
盆栽鉢の選び方
焼き締めの鉢
一方で見た目が質素ですから、観賞用とは言えません。特に盆栽では、盆=鉢という意味で、盆栽の観賞価値の3分の1は担う様な存在。絵画でいう額縁のような存在ですから、主役の植物を引き立てるような色や形の鉢を選びます。
さて、実際に見どころや特徴があり、植物にやさしい鉢とはどんな鉢でしょうか。まずは上の写真のように、焼き締め(釉薬を上からかけない、素焼きのもの)の鉢があります。
古典的なデザインの鉢
では、初心者の方が鉢を選ぶ場合にはどのような鉢が向くのでしょうか。
初心者におすすめの鉢
片手のひらにのるサイズ
ポイントは内側にべったり釉薬がかかっていないところです。内側にまで釉薬がかかっていると、鉢の通気性が悪くなり、根の成長が悪くなるからです。また、かならず、排水口の開いている鉢を選ぶようにしましょう。
鉢の底面にまで釉薬がかかっています
また、基本的には「陶器製」を使いましょう。ガラス製や石の粉を固めて焼成する磁器製の鉢は鉢自体の通気性がありませんので、根の成長によくありません。植物にとって住み心地の良い鉢を選びましょう。
「深さが5センチ以上あって、表面に釉薬がかかっていて見どころがあり、鉢の内側には釉薬がかかっていない鉢」というはじめの一鉢に向く基本はあるもの、さまざまな色や形の鉢も多くあります。
色や形はさまざま
色(釉薬の色)は数十とありますし、形も丸味のあるもの、四角いもの、筒状のものなど様々です。植える植物との大きさのバランスを考えて、自分の洋服選びを楽しむように盆栽の鉢選びも楽しんでくださいね。とはいえ、はじめは白や黒、茶色系など無難な色の鉢から試してみましょう。
モダンな形の鉢
こうした盆栽鉢はインターネットショップや盆栽専門店で購入できますので、お店探しからはじめてみてくださいね。