演劇・コンサート/おすすめ舞台・公演

劇場へGO!2014年1~2月演劇ガイドお薦め舞台

1月と2月は劇場から活気がなくなる……なんてジンクスもあったりする演劇界。いやいや2014年の冬はそんなジンクスを打ち破る話題作が一杯なんです! 外は凍てつくような寒さ、春までじっとしていたい……なんて気分を吹っ飛ばす演劇ガイドお薦めの舞台5本をPick Upしてみました。あなたも劇場で熱い体験、しませんか?

上村 由紀子

執筆者:上村 由紀子

演劇ガイド

1月、2月は劇場から活気がなくなる……なんてジンクスもある演劇界。しかーし、2014年1月、2月の劇場は熱いんです! 話題作や伝説の舞台の再演等、見逃せない作品が目白押しのラインナップ。今回は、寒い冬に心を熱くしてくれる、演劇ガイドお薦めの舞台5作品をPick Upしてみました。

伝説のフラッパー、奇跡のカムバック!
『もっと泣いてよフラッパー』


フラッパー

伝説の舞台が蘇る!『もっと泣いてよフラッパー』


1977年、『上海バンスキング』上演の1年前に、当時六本木に拠点を置くオンシアター自由劇場のレパートリー作品として発表された『もっと泣いてよフラッパー』。シアターコクーンでも90年、91年、92年と3年連続で上演され、大勢の観客を熱狂させました。

1920年代、空想のシカゴで繰り広げられるクラブの踊り子、落ち目のギャング、八百長ボクサー、異国の皇太子達の色鮮やかな恋物語。今回初めて吉田日出子さんからヒロインの踊り子、トランク・ジルを引き継ぐ松たか子さんを始め、『あまちゃん』で喫茶アイドルのマスターとして独特の存在感を見せた松尾スズキさん、注目の若手俳優・大東駿介さん、今最も輝いている舞台女優の1人・秋山菜津子さん、そしてミュージカル、ストレートプレイ、ドラマ、バラエティと様々なステージで活躍する石丸幹二さんら豪華な出演陣が紡ぐ色鮮やかな音楽劇。

初代シアターコクーン芸術監督でもある作・演出の串田和美さんが作り出す、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような世界観と、舞台上で演奏されるジャズナンバーにも注目です! 22年振りに奇跡のカムバックを遂げるフラッパー達……。串田さんが初演時から「ミュージカルとは一味違う」と拘り続けた”音楽劇”の楽しさを是非体感して下さい。

『もっと泣いてよフラッパー』
■2014/2/8(土)~3/2(日) Bunkamura シアターコクーン
作・演出 串田和美

出演 松たか子 松尾スズキ 秋山菜津子 りょう 
大東駿介 鈴木蘭々 太田緑ロランス 大森博史
串田和美 片岡亀蔵 石丸幹二 ほか

松本、大阪公演あり  →公式HP


劇団四季の大切な原点の1つ 『思い出を売る男』


思い出

『思い出を売る男』 撮影:上原タカシ


『キャッツ』『ライオンキング』『オペラ座の怪人』『マンマ・ミーア!』等の華やかで上質なミュージカルを上演し続けている劇団四季。その劇団四季のルーツが実はストレートプレイだという事をご存知でしょうか?

本作『思い出を売る男』の作者である故・加藤道夫氏は、劇団四季の創立メンバーである浅利慶太さん、日下武史さんらの慶応高校時代の恩師。彼らの演劇と云う世界での精神的支柱でもありました。加藤氏の志を受け1953年に劇団四季を創立した若者たちは、ジャン・アヌイやジロドゥといったフランスの劇作家の作品や日本の劇作家の戯曲を懸命に上演していく事になります。

『思い出を売る男』の舞台は敗戦後のうらぶれた街角。オルゴールとサクソファンを奏でながら”思い出”を売る男の前に現れる孤児の花売り娘や街の女、広告屋……そして”思い出”をなくした黒マスクのジョオ等、戦争によって「過去」と「未来」を大きく隔てられた人々。彼らは音楽によってどんな”思い出”を呼び戻されるのか……。自由劇場と云う濃密な空間で奏でられる劇団四季の原点の1つでもある本作品。劇場を後にする時、きっとあなたの胸にも優しい思い出が甦る筈です。

●関連記事 → 「創立60周年!劇団四季演劇資料館を大解剖!」

『思い出を売る男』
■2014年1月19日(火)~2月2日(日) 自由劇場(東京・浜松町)
作 加藤道夫  演出 浅利慶太
■チケット料金   一般料金:6,000円 「四季の会」会員料金:5,000円
劇団四季予約センター 0120-489444  →公式HP


「嘘もつき通せば真実になる」 旬のキャストがゴージャスに舞う
『真田十勇士』


真田

豪華なキャストの競演!『真田十勇士』


近年の歴史ブームも手伝って舞台や映像、ゲーム等様々なコンテンツでモチーフになっている『真田十勇士』。本作では作品の原点である”真田十勇士”に焦点をあて、”十勇士の伝説は何故生まれたのか”、”真田十勇士の真実は何だったのか”を描き出します。

今回の主役は中村勘九郎さん演じる猿飛佐助。関が原の戦いから10年以上の歳月が流れ、徳川家康が天下統一を目前にしていたその時に、抜け忍びの猿飛佐助は真田幸村(加藤雅也)に出会い、押しかけ家臣に。佐助は無口で平凡な武士にしか見えない幸村を、かつての忍び仲間・霧隠才蔵(松坂桃李)や戦経験豊富な強者・由利鎌之助(加藤和樹)、諸国を旅する武芸者・筧十蔵(高橋光臣)らの仲間と共に、”天下の武将”にすべくプロデュースし、世の中を震え上がらせようとするのですが……うーん、何だか凄くワクワクします!

2013年夏に上演された赤坂ACTシアター版(主演 上川隆也)とは全く違うアプローチで新しい『真田十勇士』を作り上げるのは2010年に解散した劇団M.O.Pの主宰・マキノノゾミさん(劇作)と、『SPEC』『TRIC』『池袋ウエストゲートパーク』『ケイゾク』等、様々な話題作を世に送り出し、2012年には天童荒太・原作『悼む人』(主演 向井理)の舞台演出で演劇界の話題をさらった堤幸彦さん(演出)。

2014年は豊臣・徳川の最終決戦となった「大坂の陣」が開戦して400年という節目の年。そんな節目の年の幕開けにふさわしい旬のキャストが舞台狭しと暴れ回る青山劇場『真田十勇士』。縁起のいい新春1本目の観劇作品として如何でしょうか。

日本テレビ開局60年特別舞台 『真田十勇士』
■2014年1月7日(火)~2月2日(日) 青山劇場
作  マキノノゾミ  演出 堤幸彦

出演  中村勘九郎 松坂桃李 比嘉愛未 福士誠治 中村蒼 高橋光臣 村井良大
鈴木伸之 青木健 駿河太郎 石垣佑磨 加藤和樹 音尾琢真 加藤雅也 真矢みき

大阪公演あり  →公式HP

※2014年1月20日更新
中村勘九郎×松坂桃李 『真田十勇士』開幕リポート!


→ のページでは再演決定!あの伝説の舞台をご紹介します!


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