クアラルンプールでタクシーを利用するときの心得!
観光地、ホテル、ショッピングセンターにはタクシースタンドがある。路上で流しをひろうのもOK
メーターをちゃんと使ってくれるかな……ぼられないかな……など心配事の多いタクシーですが、慣れてしまえば大したことはありません。ガイドが現地で4年暮らした結論として言えるのは、ぼられるときはぼられるし、いい運転手さんのときはぼられない、つまり、運次第です。多少ぼられたとしても、車内で英語の会話でもして、英会話のレッスンを受けたと思えば安いもん。それぐらいの気持ちでタクシーを利用しましょう。
ただ、タクシー利用で気をつけたいことはいくつかあります。
- 夜遅くに、女性1人でタクシーを利用するのはできるだけ避ける。どうしても必要な場合は、信用のおける場所(利用したレストラン、ホテルのフロントなど)でタクシーを呼んでもらうこと。人気のない道路で流しをひろうのは避けましょう。
- 交渉制のタクシーであまりにも法外な値段をふっかけられたら(たとえば相場の10倍、20倍など)、その場で断って違うタクシーを探す。交渉にも限度がありますし、そのようなタクシーには乗らない方が無難です。
- 知らない人との相乗りを打診された場合は、絶対にNOと言うこと。相乗りしてきた人と運転手がグルになって事件に巻き込まれたケースがあります。
- 宿泊しているホテルでタクシーを呼んでもらう。ホテルの信用問題にも関わってくるので、高い確率で安心できるタクシーと出会えます。いい運転手さんに出会ったら、名刺をもらっておいて、次に利用する際に電話で呼びだしてもOKです。
クアラルンプールのタクシー料金体系は3種類
マレーシアのタクシーは、どこで乗るか、いつ乗るかで、料金システムが変わります。■チケット制
クアラルンプール国際空港や地方空港、KLセントラル駅などのターミナル駅でタクシーに乗車する場合は、チケット制です。目的地のエリアごとに金額が決まっていて、窓口で事前にチケットを購入してから、タクシーに乗り込みます。多少割高ですが、ぼられる心配はありません。
■メーター制
マレーシアのタクシー料金の基本はメーター制です。初乗りは3リンギ(約100円)、その後200メートルごとに10センが加算されます。ホテルでタクシーを呼ぶと、ひとまわり大きくて綺麗なエグゼクティブタクシー(プレミアムタクシー)が来ることも。乗り心地は抜群ですが、初乗りが6リンギ(約180円)の高級タクシーです。
■交渉制
観光地(ツインタワー、バトゥケイブ、チャイナタウンなど)でタクシーをつかまえると、多くの場合が交渉制です。また、夕方の渋滞時や雨が降っている時には、普段はメーター制で走っているタクシーが急遽交渉制に変わることも。とくに渋滞を嫌がるタクシーが多いので、夕方近くに繁華街を通るルートでお願いする場合は、交渉制を覚悟しましょう。
タクシーの値段交渉時に!使えるマレーシア語
マレーシアのタクシーは自動ドアではないので、乗客が自分でドアの開け閉めをする
目的地を告げて、運転手さんが「OK」ではなく「20リンギ」と金額を伝えてきたら、僕はメーターを使わないよ、という意思表示。さぁ、交渉スタートです。「No~、10リンギ~!」と希望金額を伝えてもいいですし、交渉がイヤなら「OK、ソーリー」とドアを閉めて、ほかのタクシーを探しても構いません。
「交渉制」と聞くと厄介に感じますが、日本にその制度が無いだけで、マレーシアではいたって普通。現地に住んでいる人もうまく交渉して、タクシーを利用しています。
タクシーの値段交渉で、使えるマレーシア語はこの4つです。
「Meter boleh?(メーター ボレ?)」=メーターでいいよね?(メーターを確認するとき)
「Discount boleh ?(ディスカウント ボレ?)」=ディスカントできる?
「Mahal lah~(マハール ラー)」=高いね~
「Berapa ringgit? (ブラパ リンギ?)」=いくら?
また、希望の金額の数字をマレーシア語で告げると、かなり効果があります。こちらの「マレー語・マレー語会話」の記事に、数字や基本のセンテンスが紹介されていますので参考にして下さい。上記4つ目に紹介した「ブラパ リンギ?」は、100%の確率でマレーシア語で答えが返ってくるので、マレーシア語の数字を覚えておきましょう。
あなたが伝えた言葉で運転手さんがちょっとでも笑ったらこっちのもん。 南国らしく気長に交渉してみましょう。日本円に換算すれば安いものですから、あまり構えすぎずタクシーを活用しましょう。
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