【視点4】買い換え不要のプロ向けモデル
あなたが毎日のように写真を撮ったり、仕事の一部として失敗の許されない撮影を頻繁におこなう場合、信頼を裏切らない一眼レフがあります。APS-Cサイズの約2.5倍の面積を持つフルサイズセンサーを搭載したモデルです。性能と画質に妥協を許さないフルサイズセンサーを採用した一眼レフは、大きく、重く、高価格ですが、プロの要求にも応えてくれる高い性能、多機能、耐久性を兼ね備えています。一度購入すれば当分の間、買い換えは不要ですから、これらの高性能モデルを最初に購入するという選択肢も考えられます。具体的にはキヤノン「EOS 5D Mark III」、ニコン「D800」がこれに該当するモデルです。ソニー「α99」は厳密に言えば一眼レフではありませんが、新しい一眼の未来を示しています。
キヤノン「EOS 5D Mark III」は22.3Mピクセルの新開発CMOSセンサーを搭載、常用ISO感度100~25600を実現。うす暗いシーンでも高画質な写真が撮れます。AFは61点で低輝度限界EVー2に対応します。ファインダーは視野率100%です。
「D800」は世界最高の36.3MピクセルのCMOSセンサーを搭載、常用ISO感度は100~6400になります。AFは51点で低輝度限界EVー2に対応。ファインダーは視野率100%です。
「α99」は24.3MピクセルのCMOSセンサーを搭載、常用ISO感度100~25600となります。また高速連写した6枚の画像を重ねてノイズを低減する機能を使えばISO51200相当の撮影ができます。AFには独自方式を使うことで、合計121点で被写体を捉えられます。さらに追尾フォーカスや奥行き方向にも強いAF-Dモードなどが使えます。ファインダーは約235万ドットの有機ELを使ったEVFを搭載しています。液晶モニターは3軸チルト方式を採用します。