パリ/パリのグルメ・レストラン・カフェ

パリ2カ所の ラトリエ ドゥ ジョエル ロブション(2ページ目)

ジョエルロブション氏のレストランは世界各国にあり全てがミシュラン星付き。「世界で一番星の数を持つ男性」として知られています。パリには「ラトリエ ドゥ ジョエル ロブション」が2カ所あり1つがサンジェルマン通り、もう一つが凱旋門近くです。その料理やお店は一見敷居が高そうですが、日本人に馴染みやすい味と親しみやすい雰囲気。パリならではのメニューやスペシャリテから5品をおすすめとしてご紹介します。

里井 真由美

執筆者:里井 真由美

グルメガイド

凱旋門近く「ラトリエ ドゥ ジョエル ロブション エトワール」でのおすすめは……

シャンゼリゼ通り裏からの入口。壁面黒ガラスに赤ロゴがよく映えている。

シャンゼリゼ通り裏からの入口。壁面黒ガラスに赤ロゴがよく映えている。

エントランスからダイニングにむかう螺旋階段。赤と黒のリズムがここからすでに始まる。ムード満点

エントランスからダイニングにむかう螺旋階段。赤と黒のリズムがここからすでに始まる。ムード満点

続いて 「ラトリエ ドゥ ジョエル ロブション エトワール」。シャンゼリゼ通りからも、裏側からでも入れます。壁面が黒の鏡で赤文字のロゴが映え、独特のリズムを感じるエントランス。奥の入口を下ると鏡と螺旋階段で赤と黒のリズムがぐるぐるぐる……。地下1階にあり、とてもムードある雰囲気です。では こちらでいただきたいおすすめメニューをご紹介します。

 

前菜のキャビア。一緒に甲殻類のジュレと野菜のクリーミーさを楽しんで

キャビア~甲殻類のジュレとカリフラワーのクレーム

キャビア~甲殻類のジュレとカリフラワーのクレーム

まずはキャビア。甲殻類のジュレとカリフラワークリームと一緒に頂きます。スープとクリームの中間の様なとろ~りまろやかな仕上がり。キャビアの塩味とぷちぷち食感とよく合います。甲殻類のお出汁で仕上げたジュレでコクがプラスされ、満足度の高いスターターです。

フォアグラのロースト。フレッシュアーモンドなど季節の果実で一層おいしさを広げて

フォアグラ~旬のドライ果実と木の実と一緒に。画像は杏とアーモンド

フォアグラ~旬のドライ果実と木の実と一緒に。画像は杏とアーモンド

次はフォアグラのロースト。表面はキャラメリゼされて香ばしく、中からとろける旨みを堪能出来ます。旬の果実が添えられていて、画像は杏と生に近い状態のアーモンド。時にはヘーゼルナッツやいちじく、数種のベリーなど。季節によって異なり色んな味の広がりが楽しめます。

メインには「ベビーラム(乳飲み仔羊)」を。フランスならではの素材を活かしたメニューです

「ベビーラムのグリルundefinedローズマリーの香り」日本では見かけにくい乳飲み仔羊。クセが無く食べやすい。

「ベビーラムのグリル ローズマリーの香り」日本では見かけにくい乳飲み仔羊。クセが無く食べやすい。
 

スペシャリテのマッシュポテト。じゃが芋とバターがほぼ同量でクリームと塩胡椒のみで仕上げられた贅沢な一品。

スペシャリテのひとつマッシュポテト。
じゃが芋とバターがほぼ同量でクリーム
と塩胡椒のみで仕上げられた贅沢さ

一口頬張るとじゅわっと広がる旨み。ベビーラム(乳飲み仔羊)は日本ではあまり見かけない食材なのでパリでは、ぜひ。クセが無く頂きやすいです。そして一緒に食べたいのがロブション氏のスペシャリテの一つでもあるマッシュポテト。じゃが芋とバターがほぼ同量の贅沢な仕上がりで塩胡椒のみのシンプルな味となめらかさに うっとりするおいしさです。

 

カウンター席に秘められた思い。懇親性~フレンチを日常に

ライブ感満載のキッチン風景を楽しめるのも、カウンターならでは。

ライブ感満載のキッチン風景を楽しめるのも、カウンターならでは。

ロブション氏の「カウンター席」に対する思いは一言で言うと「コンビビアリテ=懇親性」を感じます。名の通り「相互間」の親密度を指し、レストランで言うなら料理とゲスト、ゲスト同士、スタッフとゲスト、内装とゲスト、店全体、など様々な相互間が存在します。例え一人で伺ってもお洒落においしく楽しめるのがロブション氏のカウンター席です。

黒と赤のリズムが奏でるインパクトあるカウンター

黒と赤のリズムが奏でるインパクトあるカウンター

たとえ話では「大人の愛を語るならカウンター席で」とも言われます。時に見つめ合い、時に逸らすに違和感無い距離。それでいて身体は密着……。そのバランス感覚と居心地の良さはカウンター席ならでは、と大人の男女は知っているから、です。そんな事をロブション氏が考えていらっしゃったかは不明ですが、何れにしても「フレンチを日常に楽しんで」という氏の思いが伝わるのは確か。そんなカウンターで楽しんでくださいね。

<DATA>
■L'Atelier Joel Robuchon St Germain (サンジェルマン)
住所:5, rue de Montalembert 75007 Paris FRANCE
TEL:+33(0)1 42 22 56 56

■L'Atelier Joel Robuchon Etoile (エトワール 凱旋門)
住所:Publics Drugstore - 75008 Paris 133 avenue des Champs Elysees Entree - Voiturier :30,rueVernet
TEL: +33(0)1 42 22 11 02

※共通事項
営業時間:11:30~15:30、18:30~24:00
平均予算:ランチ50ユーロ~、ディナー80ユーロ~
(ランチ.ディナーともにアラカルト、コースあり。時間、予算ともに季節によって変動あり)
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