デンマーク
ガイド:デンマークは、人口的にはノルウェーと近い560万人程度。九州ほどの小国ですが、自治権を持つグリーンランド(世界13位の面積!)とフェロー諸島もデンマーク王国の構成国です。グリーンランドにロックバンドもいるようですが、残念ながら男女ペアは見つかりませんでした。余談ですが、The B-52’sに、「Girl From Ipanema Goes To Greenland」という曲があります。
松見:
グリーンランドからは男女デュオは見つからなかったものの、男性デュオが1組いましたので、この場を借りてご紹介。 グリーンランドの首都にあたる人口2万人弱の町Nuuk(ヌーク)より、2011年結成のAleksandrとMickailのWeidner兄弟による"世界最北のEDM"デュオ、Skwhere(スクエア)です。
Skwhere (SoundCloud)
Cyber Geek Future (Amazon.co.jp)
ガイド:
グリーランドにエレクトロやっている人がいるとは、驚き! しかも、Geekとは! では、本題の男女ペアに戻りましょう。
Electric Lady Lab
松見:まずは2008年にデビューしたElectric Lady Lab。メンバーのMartin Bøge PedersenとStine Hjelm Jacobsenは学生時代からの知り合いで、デュオを始める前は、MartinはThe Loftという2人組ユニット、Stine嬢はNUという4人組バンド(現在は解散)のボーカルとして活動していました。ちなみにNUのアルバムは 2004年に日本でもリリースされていますね。 Snap!の「Rhythm Is A Dancer」をサンプリングした「You and Me」は本国でヒットしています。その他にも「Touch Me」ではa-haの「The Sun Always Shines on TV」をサンプリングし、更にミュージックビデオでは「Touch Me」の鉛筆画アニメーションの手法をオマージュ的に用いており、必見です。かなり大胆な大ネタですが、きちんと聴かせるトラックになっている辺り、流石お互いにキャリアを積んでから結成されたユニットだなあと。
Touch Me (YouTube)
Flash! (Amazon.co.jp)
ガイド:
Electric Lady Lab、素晴らしい! NUのアルバム、持っていますよ。「Touch Me」は、今まで紹介したクリップの中で一番のセクシー路線。かつ、a-haへのオマージュがたっぷりで、「Take On Me」ではなく、「The Sun Always Shines on TV」のサンプリングというのが、渋い!
Quadron
ガイド:Coco OとRobin HannibalからなるQuadron(クワドロン)は、世界的にブレイクの可能性も秘めているのではと思っています。2枚目の『Avalanche』からの「Hey Love」は、エレクトロニカソウル(そんなジャンルがあるか知りませんけど)でありつつも、北欧なのに南米の香りがします。
Hey Love (YouTube)
Avalanche (Amazon.co.jp)
松見:
『Avalanche』は米ビルボードにもランクインしていて耳にしました。かなりの売れ筋ですね!楽曲やビジュアルからもボーダレスな魅力を感じます。