ハワイの不動産を日本にいながら買う(2ページ目)

不動産会社リストがハワイの不動産会社を買収

リストは横浜に本社を構える不動産会社です。オークションで有名なサザビーズは不動産仲介部門としてサザビーズインターナショナルリアルティをニューヨークに設立。世界49ケ国、690以上のオフィスを展開するインターナショナルなネットワークを持っています。リストは2010年にサザビーズインターナショナルリエルティと提携。100％子会社としてジャパンサザビーズインターナショナルリアルティを設立しました。海外の物件の仲介や売却を行っていましたが、なかでもニーズが高かったのがハワイです。そこで2013年、ハワイの現地不動産会社を傘下に収めました。これにより、販売力やサービスが大きく向上しました。

購入者にとって、日本では物件見学の手配、売買条件の交渉、融資、契約手続き、日本での公証手続きなどをサポートしてくれます。一方、ハワイ現地では物件案内、物件調査、契約手続き、銀行口座開設サポート、現地での専門家紹介、賃貸にした場合の物件管理や支払代行、清掃手配などがワンストップ。はじめての契約や手続きなど、日本語で対応してくれるので助かります。

「ハワイは日本人から見るとのんびり、ハワイ時間です。それを日本のクオリティーで対応できるのも特徴です」と話してくれたのはジャパンサザビーズインターナショナルリアルティの小林さん。

自己使用だけでなく賃貸活用など購入目的は多彩

ハワイの不動産の海外購入者をみると1位カナダに続き、日本が2位です。すでに多くの日本人がハワイの不動産を購入されていますが、実際にどういう使い方をされているのでしょう。「購入されている人の利用目的はさまざまです」と前出の小林さん。ホテルのコンドミニアムを購入。使っていない時は賃貸にまわすというケース。購入後、数年は賃貸し、リタイアしたら自分で使うというケース、100％自己使用のケースもあれば、タウンハウスを購入し賃貸にするケースなど、かなり多岐にわたるようです。

「ただ、日本だけに資産を集中させたくないと考えている方が大半です」と小林さん。どこに資産を残すかを考えた場合、リーマンショック後も不動産相場が下落しなかった有事に強いということで、ハワイを選ばれる方が多いようですとのこと。ハワイの不動産相場は東京の港区くらいだそう。東京のオフィスでは随時、ハワイ不動産セミナーも開催されているので、まずは情報収集から始めるのがおすすめです。