前回、司法書士試験と過去問との関係という記事を書きました。前回の記事の内容をまとめると、「過去問だけでは合格できないが、特に司法書士試験が要求するレベルを知るために過去問は欠かせないものであり、やはり問題演習の中心には過去問がある」ということでした。

問題演習の中心には過去問がありますし、みなさんが司法書士試験の学習をする場合には必ず過去問を解くことになりますので、今回の記事では、過去問のより具体的な使い方についてご説明します。
※記述の過去問もありますが、この記事では択一の過去問のみについてご説明します。


過去問集の種類

司法書士試験の過去問集は、大きく分けると以下の2つの種類があります。

1. 単元別の過去問集
2. 年度別の過去問集


1(単元別の過去問集)について
「単元別の過去問集」とは、各科目のテーマごとに過去問を配置したものです。たとえば、民法であれば、「制限行為能力者」「意思表示」「代理」などとテーマごとに過去問が配置されています。

2. 年度別の過去問集
「年度別の過去問集」とは、「平成25年度」「平成24年度」「平成23年度」など年度ごとに過去問を掲載したものです。


「単元別の過去問集」と「年度別の過去問集」の使用時期

「単元別の過去問集」と「年度別の過去問集」は、使用時期が異なります。

・単元別の過去問集…直前期(4月~6月)を除いた期間
・年度別の過去問集…直前期(4月~6月)

※司法書士試験の試験日は7月の第一日曜日ですので、一般的に4月~6月を「直前期」といいます。

司法書士試験・過去問

司法書士試験・過去問

直前期(4月~6月)を除いた普段の学習において使用するのは、単元別の過去問集です。テキストをページ順に、つまり、テーマ順に進めていくことになりますので、それに合わせて過去問を解く必要があります。そうすると、年度別の過去問集ではなく、単元別の過去問集となります。

直前期(4月~6月)に年度別の過去問集を使用する理由は、直前期は、本試験が近づいてきていますので、本試験と同程度の分量の問題を、本試験と同じ時間(午前2時間、午後3時間)内に解き終わる訓練を増やしていく必要があるからです。また、直前期ですので、全科目をひと通り学習しているため、全科目の問題が掲載されている年度別の過去問集を解くことができます。