なぜ未公開?笑いと感動がつまった名作
『パンチライン』(1988年度作品)トム・ハンクス主演作で名作と誉れ高い作品ながら、なぜか未公開(DVDあり)という感動作。スタンダップ・コメディアンを目指す落ちこぼれ医学生スティーブン(トム・ハンクス)が、お笑い界に飛び込んできた専業主婦のライラ(サリー・フィールド)に数々のアドバイスをするうちに心通わせていく物語。
スティーブンが厳格な家庭に生まれながらも落ちこぼれ医学生でコンプレックスを抱えていたり、ライラが家族に内緒でお笑い修行していたり、二人の背景がしっかり描きこまれているので、笑いの中にも感動がたっぷり! スタンダップ・コメディものは日本で当たらないのでDVDスルーになったのかもしれないけど、こんなに笑って泣ける素晴らしい映画を自信持って公開しないなんて、どうかしてると思うよ……と、ちょっと怒りさえ覚えます。
この映画は脇役も素晴らしくて、ライラの夫を演じるジョン・グッドマンの妻への愛溢れるセリフにも泣かされますよ~。未公開だからって食わず嫌いにならないで。トム・ハンクスはあなたを裏切りません!
監督: デヴィッド・セルツァー
出演: トム・ハンクス、サリー・フィールド、ジョン・グッドマン、マーク・ライデル
キム・グライストほか
※こうやって初期の映画を並べてみると、昔はやせっぽちだったのですね。スターになるにしたがって、体格もよくなっていったトム・ハンクス。でもアメリカの良心のようなキャラクターは変わりません。ホっとしたいときはトム・ハンクス映画。オススメですよ!