テンポとノリが最高。知的な構成で攻める斬新な群像劇登場


『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年度作品)

チンピラ4人がカード賭博で負けた金を麻薬の売人の金を横取りして工面しようとしたことから起こるクライムアクション。チンピラ4人、町のボスと子分、麻薬の売人たちの一見バラバラの行動が、次第に1本に繋がっていくのが快感! 

群像劇にありがちな登場人物の事情、裏の顔、本音などのドラマチックな展開は皆無、ひたすら金を巡って、奪って逃げて捜して殺して~とテンポのいい展開は深く考える暇も与えないくらい。ノリのいいロックを聴いているようで、体がリズムを刻んでしまう!

登場人物は単純でオバカだけど、脚本は緻密で知的だから最後まで一気に見られます。この疾走感もたまりません。ガイ・リッチー監督は『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で新しいタイプの群像劇を生み出したのかもしれない、とまで思います。

主人公の父役でスティングが出演。チョイ役でも場面をさらい強い印象を残すスティング、そのかっこよさはもはや神!

監督・脚本:監督: ガイ・リッチー
出演: ニック・モラン、ジェイソン・ステイサム、ジェイソン・フレミング、デクスター・フレッチャー、スティング、スティーヴン・マッキントッシュ、ヴィニー・ジョーンズほか

※次は群像劇が大得意の巨匠の作品を!