軽快かつ快適な乗り味が魅力
印象的なのが乗り心地の良さと余裕を感じさせるシャーシで、大きな段差や路面が荒れていてもボディはミシリともいわず、Cセグメントとは思えない堅牢さを味わえる。アルミ製フロントサスペンション、リヤの4リンクサスペンションは、ゴルフでいえばTSIハイラインと同じなわけだから、50万円以上高いだけといえば、それまでではあるが。さらに好印象なのが、先代よりも軽やかなフットワークで、高剛性感に包まれるのに軽いという、VWゴルフ同様に軽くなった威力をどの速度域でも感じられるのがスゴイところ。
7速Sトロニックの完成度もほぼ文句の付けようのないレベルにあり、極低速域の扱いやすさもDCT(デュアルクラッチ)の中でもトップクラスだ。勾配のある所や狭い場所で慎重に駐車する際は、煩わしく感じるアイドリングストップ機能も自動的にオフになり、駐車に専念できるなど、使いやすさへの配慮は十分に感じられる。
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