クラシックコンサート、どんな服装で行くべき?
あ、ちょっと気合が入りすぎかもです……。そんなに頑張らなくて大丈夫ですよ!
というのはよくある話。そこで今回は、クラシックコンサートの服装マナーについてお話ししましょう。
※服装以外のコンサートホールのマナーはこちら。
<目次>
クラシックコンサートの服装で気を付けるべきポイント6つ!
結論から言いますと、基本的にはどんな服装でもOKなんです。高級レストランのように「ドレスコードを満たさないため入場できません」などということは、まずありません(もしドレスコードがある場合は、チケット購入画面などに記されているはずです)。ジーンズはダメだよね……と思っている方も多いようですが、入れます。ヨーロッパなどでは20代くらいのカップルがカジュアルな洋服でコンサートやオペラを見に来ている姿をしばしば見ます。
とはいえ、「ルールがないなら何でもOK!」ということではもちろんありません。周りの人も含めてそのコンサートを120%楽しむために、最低限気をつけたいポイントを6つご紹介します。
1:「カジュアルすぎない、オシャレなフォーマル」がベスト
男性はノーネクタイでジャケットが良いでしょう。もちろんスーツでも問題ありません。女性はオフィスカジュアルで大丈夫。ドレスやノースリーブだと少しやりすぎ、といった感じです。もし高級フレンチをTシャツ&短パンで食べるとすると、雰囲気が盛り下がりますよね? それと同様、クラシック音楽のコンサートは、偉大な作曲家が創った曲に、世界屈指の演奏家たちが命を与える、とても贅沢な場。最高の芸術を味わうために集まった観客として、カジュアルすぎないきちんとした格好で向き合いたいものです。
かといって、ガチガチのフォーマルだとそれもそれでリラックスできませんよね。なので、「カジュアルすぎないおしゃれなフォーマル」くらいの感じが一番良いかと思います。リラックスした、大人フォーマルな雰囲気を含めて全体を味わえるように、いつもよりちょっぴりオシャレをして行くと、そのコンサートを十二分に楽しめるでしょう。
ちなみに、行く公演がオペラや「ガラ・コンサート」(年末年始などに行われる特別公演)の場合、もう少し気合の入った服装が必要かも(蝶ネクタイ、ドレス、着物など)。結婚式に行くような格好を考えれば良いと思います。
2:音がするファッションはやめましょう
音楽を聴く場ですので、必要以上のノイズはご法度。少し体を動かすだけでカシャカシャ音がする、イアリングがチャラチャラ鳴る、などのファッションはNGです。3:ハデすぎる・セクシーすぎる服装はやめましょう
同様にハデすぎる・セクシーすぎる服装などは、品が良くなく思われ、また、他のお客さんが、音やステージに集中できなくなってしまうかもしれません。コンサートは出演者だけでなく、観客も一緒に作り上げるもの、という意識を忘れずに。
4:帽子は脱ぎましょう
コンサートホールはどの席からもステージが見られるよう考えられて作られていますから、ほとんどの場合、前の人が邪魔になってしまってよく見られない、ということはありません。ですが、大きな帽子では100%大丈夫とは言えませんし、気になる人は気になるものです。5:香水はほどほどに
「こんな苦情もあるのだな」と思ったのが、香水への不満。「隣の客の香水がキツすぎる!」と会場スタッフに伝えているお客さんを見たことがあります。服装と同じく、コンサートは音楽を聴く場ですから、人の集中を妨げるような香水の付けすぎもNGですね。6:コートはクロークに預けましょう
冬場はコートを着てコンサート会場へ行くことになると思いますが、なるべくクローク(荷物預かり場)へ預けましょう。というのも、服はそもそも音を吸いやすいのです。もちろん、ある程度、音が吸われるのは致し方ないですが、多くの方がコートを座席に持ち込むと音の響きに影響が出る可能性があります。また、預ければ荷物もかさばりませんので、より快適に集中して音楽を聴けますよ! 大きな荷物も、預けてしまった方が良いですね。
以上の点に気をつければ、自分も周りも気持ちよく楽しめること間違いなし。
ぜひ素敵な格好で、素敵なコンサートを楽しんでくださいね!
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