ブリア・サヴァランの基本データ
ブリア・サヴァラン
種類:白カビ
原料乳:牛
固形分中脂肪分:75%
形状:円盤状。直径12~13cm、高さ3.5~4cm、重量450~500g
季節:1年中
ブリア・サヴァランとは
その名は、1930年代にパリのチーズ商「アンリ・アンドリュエ」によって命名されました。「ブリア・サヴァラン」(1755~1826)は、『美味礼讃』の著者で、美食家で、法律家で、政治家、という多才な人物。その中の一節は「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかを言いあててみせよう」。ブリア・サヴァランは生クリームを添加して製造される「トリプルクリーム」というタイプで、脂肪分は75%。それゆえクリーミーでコクがありますが、ほのかな酸味と軽やかな塩気があるため、脂肪分の割にはさっぱりとした印象です。熟成させたものは「アフィネ」といい、周りを白カビで覆われています。フレッシュなものよりもさらにクリーミーさが増し、リッチな味わいになります。
渡仏前は、熟成を味わうものではないのと、価格が高めなので、手軽に手が出るチーズではありませんでした。私が勤務していたパリのチーズショップでも同じく、どんどん売れるチーズではありませんでした。ただ、クリスマスなどのパーティシーズンになると別、確実に売れていくチーズでした。印象と存在自体が華やかで、クリーミーでやわらかくクセがない味わいは万人受けしますし、ドライフルーツなどをあしらうと更に上品になります。それで帰国後は、ボージョレーヌーボーの季節がやってくると、パーティー用チーズのセットリストに加わるようになりました。
ブリア・サヴァラン・クランベリー
ブリア・サヴァランのペアリング
スパークリングワインとあわせると、チーズの濃厚さを包み込むように上品な味わいになります。軽やかな赤ワインの代表格「ボージョレーヌーボー」とも相性がいいです。また、ジャムやはちみつをかけてレアチーズケーキをのように食べるならコーヒーや紅茶にあわせてもおいしいです。<店舗データ>
■「チーズ専門店 アルパージュ」
住所:東京都新宿区神楽坂6-22
TEL:03-5225-3315
地図:Yahoo!地図情報
ホームページ:チーズ専門店 アルパージュ
■フェルミエ
住所:東京都港区愛宕1-5-3 1階 愛宕店
TEL:03-5776-7722(代表)
地図:Yahoo!地図情報
ホームページ:フェルミエ
※他、渋谷店、札幌店
■Cheese on the table本店
住所:東京都中央区日本橋浜町3-1-1日本マイセラビル1階
TEL:03-5614-6609
アクセス:東京メトロ半蔵門線 水天宮前駅下車
地図:Yahoo!地図情報
ホームページ:Cheese on the table
※他、多数店舗あり。