テクノポップ/テクノポップ関連情報

世界のエレクトロ男女ペア~フランス編(5ページ目)

「世界のエレクトロ男女ペア」対談、英国編に続き、第3回はフランス編。 Daft Punk以降、エレクトロ王国となっていますが、80年代からフランスは男女ペアで輝いていました。結果、やけに充実した内容となっています。最近のエレクトロ男女ペア(主に松見さん担当)から80年代のペア(主に僕の担当)まで掘り下げていきます。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Soma Holiday

ガイド:
shakeyourmolecules

Shake Your Molecules

あまり知っている人はいないですが、フランスのMarie et les GarçonsとElectric Callasで活動していたJean-Marc Vallod(フランス人)とJane Honicker(アメリカ人)のコンビ、Soma Holiday。僕が知る限り、このシングル『Shake Your Molecules』(1984年)しかありません。ビッチなJane嬢が歌うテクノパンク。 僕は、ビッチ系のシンガーが結構好きで、世界中のビッチを一同に集めて特集をしたいのです。

Shake Your Molecules (YouTube)

 

Deux

ガイド:
decadence

Decadence

こちらもマイナー系のDeux。リオンで1981年にGérard PelletierとCati Teteにより結成され、1992年まで活動しました。『BIPPP (French Synth Wave 1979-85)』というフレンチシンセウェイヴのコンピにも彼らの曲が収録されており、『Decadence』という彼らの作品集も2010年にCD化されています。

Felicita (YouTube)
Decadence (Amazon.co.jp)

 

BIPPP French Synth Wave 1979-1985 (Amazon.co.jp)
bippp

BIPPP French Synth Wave 1979-1985



 

松見:
Deuxは数年前にMinimal Waveというポータルサイトで目にして聴くようになりました。今年の1月にGérard氏の訃報があり、とても残念です。 彼らをきっかけに、80年代に活動していたコールドウェイヴなどとも呼ばれる同ジャンルのアーティストをいくつか辿ってみましたが、特にフランスは層が厚いというか、ディープな印象です。

ガイド:
80年代フランス、イェイェの流れを汲んだテクノポップとより硬派なミニマムウェイヴ(シンセウェイヴはたはダークウェイヴ)という大きな二つの潮流があったようですね。

KaS Product

松見:
tryout

Try Out

コールドウェイヴというジャンルの分かりやすい一例として、KaS Productがいます。精神病院に務めていたSpatszと、アメリカでジャズシンガーとして活動していたMona Soyocという何とも異色な組み合わせ。

Never Come Back (YouTube)
TRY OUT (Amazon.co.jp)

ガイド:
KaS Product!お、渋い所をついてきましたね!

 

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