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大きなタブレット!? 富士通 FMV ESPRIMO WH77/M(3ページ目)

OS(基本ソフト)にWindows 8.1を採用した各社の秋冬モデルが次々と発売される中、富士通のFMV ESPRIMOに新機種が登場した。タッチ操作に最適化された新デザインの液晶一体型、WH77/Mがそれ。早速、レビューする。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

デスクトップパソコンガイド


Windowsを使いやすくする独自ソフト

前ページでふれたように、WH77/MにはMicrosoft Officeなど多数のソフトウェアが付属する。その中から、富士通独自のユニークな製品を紹介したい。

ESPRIMO WH77/M

WH77/MのモダンUI


まず、紹介するのは「F-Launcher」。よく使うソフトやフォルダを登録しておけるだけでなく、Windows 7の[スタート]メニュー風の使い方ができるようになるソフトだ。F-Launcherから各種ソフトや[コントロールパネル]にアクセスできるほか、シャットダウンや再起動、ファイル検索もできる。

F-Launcher

Windows 7風の操作を可能にするF-Launcher


Windows 8.1は、同8以来の「モダンUI(ユーザー・インターフェイス)」を採用する一方、従来のUIに近づける改良が行われている。それでも、古くからWindowsを使っているユーザーほど操作に戸惑い、デスクトップからの操作を好むようだ。そのようなユーザーには最適のソフトで、パソコン起動時からF-Launcherが自動で起動するようにしておきたい。

お気に入りウィンドウ

スナップ機能をより使いやすくする「お気に入りウィンドウ」


次に紹介するのは「お気に入りウィンドウ」。Windows 8以降、画面を分割してそれぞれに異なるアプリを表示する「スナップ機能」がある。Windows 8.1では画面幅の制約がなくなり、4つまで分割できるようになった。

「お気に入りウィンドウ」は、分割の数やデザイン、スナップするアプリの内容を決めた「セット」をあらかじめ登録しておけるもの。これを使うことで、毎回、ウィンドウ幅を調整するなどの手間をかけずに、アプリを表示することができる。

このほか、製品のアップデートやパソコンの異常を知らせてくれる「富士通アドバイザー」、目的ごとに最適なソフトを教えてくれる「@メニュー」など、初心者のパソコンへの敷居を低くしてくれるソフトが多いのが特徴だ。そのデザインともども、家庭での使用にふさわしいと言えるだろう。

WH77/Mの価格は、20万~22万円。非常に特色のある機体である上、カラバリ以外、性能面では他に選択肢がない。店頭でディスプレイを傾けてみるなど、使い心地を試した上で購入するという方法がベターだろう。

富士通 FMV ESPRIMO WH77/M
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