クリスマスのトリビアがつまった 『クリスマス事典』(2ページ目)

クリスマスについて、もっと詳しくなろう！

■『クリスマスってなあに？』
クリスマスの起源から、ごちそう・プレゼント・遊び・讃美歌・プレゼントのお礼の手紙まで説明してくれる絵本。お母さんが子どもたちに語りかけているという設定で、分かりやすく、優しい雰囲気に満ちています。

1日ずつクリスマスに近づいていくというドキドキした感じもあり、クリスマス前に子どもに少しずつ読んであげるのもおすすめ。乙女心が刺激されるかわいらしい絵本なので、絵本好きな大人の女性へのプレゼントにもおすすめ。

 

■『サンタクロースの辞典』
AからZまで、クリスマスに関することばを解説した辞典。ちょっとシニカルな記述もあるけれど、ユーモラスでついニンマリしてしまいます。かわいらしく風変わりなサンタクロースの姿が見られます。ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞したおしゃれな絵本。大岡信さんの名訳でお楽しみください。

 

■『だれも知らないサンタの秘密』

「サンタクロースって、どうして、子どもたちがほしいものを知ってるの？」「それに、どうしてみんながいい子かどうか、わかるわけ？」― サンタクロースの住む家から、プレゼントの運び方まで、サンタクロースの秘密に迫ります。ぎっしりみっちり描き込まれたイラストがとても楽しい1冊です。

プレゼントには、ポップアップ絵本もおすすめです。

■『どうしてクリスマスには…』

「どうしてクリスマスにはサンタがトナカイのひくソリにのってくるの？」「それは○○だから！」というように、一問一答形式で進んでいく絵本。ただし答えは、どれもナンセンス！ 本当の質問の意味とは少しずれた、ある意味「ことば通り」の返事がなされます。

クリスマスの絵本にしては珍しく夢のあるものではありませんが、屁理屈やことば遊びを好むようになったお子さんには、このブラックユーモアがたまらなく面白いと思います。とぼけたイラストはかわいらしく、また最後には、やっぱりクリスマスっていいなと思わせてくれるのでどうかご安心を。