デジタルビデオカメラ/デジタルビデオカメラレビュー

キヤノンのビデオカメラ HF S11、HF21レビュー(3ページ目)

キヤノンから、内蔵メモリーとSD/SDHCカードに対応したダブルメモリータイプのハイビジョンビデオカメラ「iVISシリーズ」の最新モデルが発表されました。ランアップは2機種。さっそくレビューしてみました。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

どちらがおすすめ?

さて、今回の「iVIS HF S11」と「iVIS HF21」ですが、大きな差はそのボディーサイズとCMOSセンサーの総画素数の違いですね。センサーの違いについては、サンプルの画像をご確認ください。ガイド的には、大きな差はないと感じています。

ただし、ボディサイズは大きく使い勝手に影響しますね。たとえば、バックに入れて持ち歩き、日常をメモるする、あるいは旅行に持っていきたいがなるべく小型で、しかも画質が良い方がいいというのではれば、「iVIS HF21」がおすすめでしょうか。とくに、手の小さな女性にはおすすめです。

これに対して、できる限り高画質を極めたいというのではれば、文句なしに「iVIS HF S11」がおすすめです。また、HF S11にはカスタムキーが搭載されており、マニュアル操作主体でビデオカメラを利用するには、よく使う機能をカスタムキーに割り当てて利用するなど、HF21にはない使い勝手を楽しめます。

このほか、HF21にはマリーン用のオプションが用意されているなど、どちらかというと行動派、アクティブユーザーにおすすめできるサイズであり、HF S11は自分の好みの映像を狙うマニア派という棲み分けもできるのではないでしょうか。

ますます使い勝手がアップしたiVISシリーズ。夏の行楽にはぜひお供させたいですね。

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