家事連係の中心軸となるユーティリティのリフォーム
ユーティリティとは役に立つものという意味で、住宅では家事室を指します。ユーティリティには洗濯機を置くだけでなく、洗濯物の仕分け、畳み、部屋干しができる機能を付けたり、勝手口を付けてゴミ出しや屋外での物干しにもすぐ行けるようにしたりするなど、家事の中心軸になります。家事の効率を上げるためには、このユーティリティを中心に置き、キッチン、屋外、クローゼットなどへ動きやすいよう、間取りプランを考えます。ユーティリティは専用の小部屋として作るのが理想ですが、洗面所を少し広めに取って兼用することも可能です。
洗面所を少し広めに取ってユーティリティと兼用。ここで部屋干しができる(LIXIL)
洗面所とクローゼットをつなげた間取り例や、洗面所をユーティリティー化して家事の悩みを解決するリフォーム術は下記で詳しくご紹介していますので、ご覧になってみて下さい。
■ラク家事は洗面所から!ユーティリティーリフォーム
マンションリフォームでできる家事時短の間取り、ストレートラインステップ
下記は、ガイドYuuがプラン監修を行ったイベント「リライフのすすめ」の様子です。マンションのLDKを再現、実際のリフォームでのビフォー・アフターの間取りを実物大で展示しました。コンセプトは、共働きの夫婦が家事をラクにできる家にすることです。ベランダの物干し場~キッチン~洗面所(ユーティリティ)をストレートな最短距離で結んだ間取り(一級建築士事務所 OfficeYuu)
ビフォーは築15年程のマンションで、家事の連係がよくない間取りです。そこで、ベランダの物干し場~キッチン~洗面所(ユーティリティ)を最短距離のまっすぐな線で結ぶよう間取りを変え、家事の連係を強化し、家事のストレートラインステップと名付けました。
洗面所の向かい側にはクローゼットを設置、洗濯物をサッとしまうことができます。またクローゼットは寝室とリビングから出入りができるウォークスルータイプで、中でアイロン掛けもできるようになっています。全ての家事を繋ぐように間取りを考えていくと、暮らしやすい家になります。
大幅に間取りを変えなくても、ドア1つ増やすリフォームをするだけでも、家事の連係が上手くいくようになることもあります。家事の仕方は家庭によって違いますので、我が家の家事をじっくり見直すところから始めましょう。
まずは、炊事 ・ 洗濯 ・ 掃除ストレスチェックリストで、家事ストレスがたまっていないかをチェックしてみて下さい。
■家事楽リフォーム!炊事・洗濯・掃除ストレスチェックリスト
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