「自分を理解してほしい」と思ったら、まず相手を理解しようとすること
理解しあえる関係をめざして
何か(誰か)を「好き」だと思う、感覚的に「いい!」と感じるのは、誰かに合わせるためでも、無理に合わせるものではないからです。それぞれに自分なりの価値観があり、興味の対象や趣味が同じなど共通点が多いと親密な関係になりやすい、ただそれだけ。
「共感力」のある人というのは、いきなり相手を否定しません。自分と価値観の違う人に対して敵意をむき出しにしたり、馬鹿にするようなこともしないでしょう。逆に自分に対して、少しでも違う価値観を持つ人のことを認めない、ということもない。
ただ、好かれるために相手に媚を売るのは「共感力」を高めることにつながりません。自分と違う価値観、趣味を持つ人のことを理解しよう、尊重しようとする心がけがあるか、ないか。
相手を尊重しようとする気持ちを持つことが「共感力」を鍛えるために何よりも大切だといえます。