先端が軽々持ち上がるのが、使いやすさの鍵
持ち手の方に重心があるため、壁に立てかけないと自立はしないが、この重心が使い勝手の良さを実現している
掃除機本体は1.22kgあり、大半が手元になる本体部分の重さとなります。そのため、この掃除機をみると「手元が重くて疲れるのでは?」と心配する声をよく聞きますが、実はその逆。先端がT字ノズルなので、置き敷きのカーペットにちょっとのせる時や、敷居など段差があるところでは、軽くて簡単に持ち上げることができるのです。さらに、高い所へもヘッドが楽に持ち上がるため、エアコンやカーテンレールのホコリもマメに掃除しようという気になるものです。さすが人間工学に基づいた設計というだけのことはあります。
壁にホルダーを固定して収納するのが正しい姿(※画像はDC62スタンダードモデル)
しかし持ち手の方に重心があるため、自立できないのが弱点。「ちょっとだけ……」と壁に立てかけておくと、ガッシャーーン! と大きな音を立てて倒れてしまうことも……。実は、ガイドも何度か倒してしまいました。でも、頑丈な製品なので壊れたことは一度もありません。しかし、さすがにそれではイケません。同梱のホルダーがありますので、壁や固定して使うのが正しい収納方法です。もし、壁に穴を開けるのがNGなら、家具のサイドでもOK。また、どうしても釘を打つのを避けたいなら、洋服を掛けるポールなどにS字フックで吊り下げておくのはいかがでしょうか?
豊富なツールで隅々までキレイに!
本格的なモーターヘッドのT字ノズルは、首も自在に曲がり掃除しやすい
それでは、豊富なノズルをご紹介していきたいと思います。まずはメインとなるT字ノズルは、カーボンファイバーブラシ搭載の「モーターヘッド」。カーペットなどからホコリを掻き出すナイロン素材のブラシと、静電気の発生を抑えて微細なホコリを取り除くカーボンファイバーブラシで、ゴミをしっかり取ってくれます。モーターヘッドなので、ホコリが絡みつく床材でもしっかり取れ、首も自在に曲がるので使いやすいと実感します。
左上:ミニモーターヘッド/右上:隙間ノズル/左下:コンビネーションノズル/右下:コンビネーションノズル(ブラシを伸ばしたところ)
モーターヘッドと合わせ、どのモデルにも同梱されているのが「ミニモーターヘッド・コンビネーションノズル・隙間ノズル」の3つ。ガイドが一番よく使うのは「コンビネーションノズル」。ブラシ部分があるので、犬の毛などもしっかり捉えてくれるので、とても重宝しています。「ミニモーターヘッド」は、角度が変わるので、ソファや椅子などカーブがあるモノの掃除に最適です。
左:ハードブラシ/右:アップトップ
コンプリートモデルは、上記4つのノズルに加え「ハードブラシ・アップトップ・フレキシブル隙間ノズル・延長ホース」が同梱されています。「ハードブラシ」は玄関の泥汚れなど頑固な汚れを落とすのに活用するツール。「アップトップ」は、首がぐぐっと曲がっているので、高い家具の上やカーテンレールなど手が届きにくいところの掃除に最適です。
フレキシブル隙間ノズルは、首の部分が曲がるのが特徴
「フレキシブル隙間ノズル」は伸ばすと首の素材が柔らかい樹脂でぐにゅっと曲がり、家具の下など低い隙間にも簡単に入りこむのが特徴。他社に無いタイプで、ガイドお気に入りのツールです。そしてこれらのノズルを使う時に延長できるホースもあります。このように、充実したツール類で、隅々までしっかりお掃除できるのも大きな魅力となっています。