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『ダイアナ』と英国ロイヤルファミリー映画5選

英国のロイヤルファミリーは映画界で大人気。次々と映画が作られては話題になっています。そこで、今回は英国の王室を描いた作品をピックアップ!『ダイアナ』『英国王のスピーチ』『ブーリン家の姉妹』などをご紹介しましょう。

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

悲劇のプリンセスの亡くなるまでの2年間


英国王室はここ数年、ブーム?というほど映画が作られています。ウィリアム王子とキャサリン妃が世界中で注目をあびるなど、世界でいちばん人気のある王室かもしれません。そこで英国王室を描いた映画を特集してみました。まずは、悲運のプリンセスを描いた映画『ダイアナ』からご紹介しましょう!

『ダイアナ』(2013年度作品)

『ダイアナ』

ナオミ・ワッツがダイアナの特徴をとらえて熱演


36歳でこの世を去ったダイアナ元皇太子妃は日本でも人気のあったプリンセス。亡くなるまでの2年間、彼女に何があったのかを描いたのが映画『ダイアナ』です。

『ダイアナ』の全編を貫く核となるのは、医師とのラブストーリー。ダイアナ(ナオミ・ワッツ)は、元皇太子妃であるために普通の恋愛ができないという悲しさがこのラブストーリーでは丁寧に描かれています。しかし、これに加えて、映画『ダイアナ』には「え、そうだったの?」という驚きのポイントも。

ケンジントン宮殿で優雅に暮らしていたのかと思ったら、子供になかなか会わせてもらえず、食事はひとりで寂しくパンをかじる孤独なダイアナ。その一方で、彼女はメディアを通して世論を味方につけていました。記者との交流を通して自身の平和活動を大きく取り上げてもらえるように交渉するなど、たったひとりでメディアを相手に自分のやるべき道を歩んでいたのです。それゆえに彼女は恋愛に癒しを求めていたのかもしれません。でも、それさえも叶わぬ夢になってしまって……。

ダイアナが愛情を求めていた気持ちが痛いほどわかる映画です。しかし、欲を言えば、もう少し王室の裏側を見たかった気も。エリザベス女王とダイアナの間の嫁姑問題に突っ込んでくれたら……と思いつつ、それはタブーなのかもしれませんね。

『ダイアナ』

医師と愛し合っていた頃、本当に幸福そうだったダイアナ


2013年10月18日公開
監督: オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演: ナオミ・ワッツ、ナヴィーン・アンドリュース、ダグラス・ホッジ、ジェラルディン・ジェームズ、キャス・アンヴァーほか
(C)2013 Caught in Flight Films Limited.All Rights Reserved

※お次はエリザベス映画を2本、ご紹介します!

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