capsule
ガイド:先日は、Breezesquadとして松見真之介さんに登場して頂きましたが、今回は久々に一つのテーマで対談を連載していきます。過去にもPerfume対談やエロカワ対談などをしてきましたが、今回のテーマは、「世界のエレクトロ男女ペア」です。日本のエレクトロ系男女ペアの代表選手と言えば、capsule、日本を代表するテクノポップ(渋谷系も入りますが…)系でもあります。ということで、古今東西、日本も含めて、世界中のテクノポップ~エレクトロの男女ペアをとくかく紹介しあうという際限のないテーマです。 先ずは、ご当地、日本から。 中田ヤスタカ+こしじまとしこによるcapsuleはデビュー当時から、今のようにブレイクしていた訳ではありませんが、松見さんはどの辺りからcapsuleを知るようになりましたか?
松見:
capsuleは2002年に『music controller』が出た時に、メジャーな音楽雑誌(ちなみにオリコンです)で期待の新人としてプッシュされてて、当時中1でそれまでメジャーなJ- POPばっかり聴いてたんですが、彼らはこの頃からレトロフューチャー路線で音もビジュアルも徹底してて、こんな面白い人がいるんだ!と一発で好きになってそこから追いかけるようになりました。
music controller (YouTube)
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ガイド:
おお、意外と早い、まだ若少なのに早熟な感性ですね。僕の場合、歌人かつ宇宙ヤングとして活動する笹公人さんがお勧めとデビューしたてのcapsuleを教えてくれて、ファーストシングルの「さくら」を聴いて、すんなりとハマりました。現在のエレクトロなcapsuleとはかなり違い、テクノポップ度と歌謡度が高い頃でした。確かにその後、レトロフューチャー度(=オシャレ度)が上がるにつれて、渋谷系度が高くなりましたが、そちらも好きです。この頃、誰が言い始めたか知りませんが、フューチャーポップって呼んでいました。僕だけが言っていた訳ではないですが、やはりPizzicato Fiveを彷彿とさせる存在となりました。
さくら (YouTube)
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