漢検に出題される四字熟語
漢字検定に出題される四字熟語の問題は、熟語そのものと意味を正しく覚えていなければ解答できません。漢検の試験では5級から四字熟語の問題が出題されます。2級までは割と日常的に使われる四字熟語が多いですが、準1級や1級では全く聞いた事も無い四字熟語も出題されます。そのため四字熟語は、受検者にとってハードルが高い問題と言えるでしょう。四字熟語を究めよ!
四字熟語の問題では、上二字または下二字(5級と4級、準2級は四字のうち一字)を書く設問が10問、当てはまる意味を選ぶ設問が5問出題されます。1問が2点で合計30点(5級~3級は20点)ですから、200満点中30点は大きいですね。前もってしっかり勉強して四字熟語を覚えておけば、点数をかなり稼ぐことができます。
ここで、漢字検定で実際に出題された問題例を上げてみます。5級から順番に解いてみましょう。
【5級】小学校6年生修了程度
問題:次のカタカナを漢字に直しなさい。
(1)実力発キ
(2)高ソウ住宅
【4級】中学校在学程度
問題:文中の四字熟語のカタカナを漢字に直しなさい。
(1)記者は単トウ直入に質問した。
(2)赤字が続いて経営は青息ト息だ。
【3級】中学校卒業程度
問題:文中の四字熟語のカタカナを漢字に直しなさい。
(1)胸のわだかまりがウンサン霧消した。
(2)郷土芸能の故事ライレキを調べる。
【準2級】高校在学程度
問題:次の四字熟語の( )内に入る適切な語を語群から選び、漢字1字で書きなさい。
(1)論( )明快
(2)( )敗堕落
語群;えい・ぎゅう・し・じん・ふ
【2級】高校卒業・大学・一般程度
問題:次の四字熟語の( )内に入る適切な語を語群から選び、漢字2字で書きなさい。
(1)大言( )
(2)( )努力
語群;かんてつ・こんせつ・そうご・ふんれい・めんじゅう
【準1級】大学・一般程度
問題:次の四字熟語の( )内に入る適切な語を語群から選び、漢字2字で書きなさい。
(1)( )重来
(2)鼓腹( )
語群;いっし・げきじょう・けんど・こうせつ・もうぼ
【1級】大学・一般程度
問題:次の四字熟語の( )内に入る適切な語を語群から選び、漢字2字で書きなさい。
(1)( )微笑
(2)扇枕( )
語群;おうあ・おんきん・きび・ねんげ・がんぽ
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