過去問題 第51回(2016年)
Danielsらの徒手筋力テストにおいて座位で筋力3を判定できるのはどれか。2つ選べ。
- 大胸筋
- 肩甲下筋
- 上腕三頭筋
- 縫工筋
- 下腿三頭筋
この答えは【3,4】になります。MMT(Danielsらの徒手筋力テスト)の検査姿勢を問う問題ですが、解答ポイントは別法も抑えられているか?です。3の上腕三頭筋は、基本的に段階0-2は座位、3-5は伏臥位になりますが、別法で3-5を座位で行う方法があります。4の縫工筋の検査は3-5で座位にて行いますので正解です。その他の選択肢ですが、1の大胸筋の段階3は背臥位。2の肩甲下筋の段階3は伏臥位。5の下腿三頭筋の段階3は立位で行います。
過去問題 第50回(2015年)
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 肩水平伸展
- 肩外旋
- 手伸展
- 母指尺側内転
- 小指外転
この問題の答えは【4.5】になります。1の肩水平伸展に関して、この図では基本軸が肩峰を通る前額面の垂直線となっていますが、実際の基本軸は、肩峰を通る矢状面への垂直線になります。2の肩外旋は、図では前腕回外位になっていますが、前腕は中間位で行います。3の手伸展は、基本軸が橈骨で移動軸が第二中手骨となります。この図では、基本軸の橈骨、移動軸の第二中手骨の位置が曖昧になる為、間違いになります。
過去問題 第44回(2009年)
Danielsらの徒手筋力テスト(MMT)筋力2の測定法で正しいのはどれか。なお、図中の矢印は運動を指示する方向を示す。
MMTでは、頭頚部や体幹、手指などの測定方法などもしっかり押さえておきましょう。
特に頭頚部は、 頭部、頚部、頭頚部とより細かい実施項目があります。単純に記憶しようとすると非常に苦労しますので、わかりやすく左記のように表記し整理する事により、理解しやすくなると思います。
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