ドイツ/ハンブルクと北ドイツ

ハンブルクのフィッシュマルクトで海の幸を満喫!

港町ハンブルクの食の楽しみは、なんといっても新鮮なシーフード。日曜日に開催される「フィッシュマルクト」は、シーフードほかお菓子や雑貨など何でも揃って地元の人にも観光客にも大人気の市。たたき売りやコンサートなどエンターテインメント性も高いフィッシュマルクトの楽しみ方をご紹介します。

坪井 由美子

執筆者:坪井 由美子

ドイツガイド

楽しくて美味しい!ハンブルクのフィッシュマルクト

fischmarkt

新鮮なシーフードはもちろん、果物にチーズ、お菓子にコーヒーまで何でも揃うフィッシュマルクトは見て歩くだけでも楽しい!

港町ハンブルクでの食の楽しみは、なんといっても新鮮なシーフード。もしも日曜日にハンブルクにいるならば、ぜひ早起きして300年以上の歴史を誇るフィッシュマルクト(Fischmarkt)をのぞいてみてください。シーフードはもちろん、果物にお菓子、衣類や雑貨の屋台まで揃う活気ある市場では、あちこちで名物のたたき売りが行われ、見て歩くだけでも楽しいものです。ここでは、フィッシュマルクトを丸ごと楽しめる情報をご紹介しましょう!

うんとお腹を空かせて、食べ歩きを楽しもう!

fischbrot

旨みが凝縮された小海老のほか、ニシンやサーモンのサンドイッチ、タルタルソースで食べる魚フライなど美味しい物がいっぱい

fischfranz

ハンブルク名物のぺたんこクロワッサン

フィッシュマルクトとは、文字通り魚(フィッシュ)の市場(マルクト)。この市場では魚のほかにも様々な屋台がありますが、やはりシーフードは大充実。レモラード(ドイツ風タルタルソース)で食べる魚のフライや、新鮮なマチェス(ニシンの塩漬け)、小海老やサーモンをのせたサンドイッチなどは朝ごはんにもぴったり(3ユーロくらい~)。シーフードの他にも、ハムやチーズ、パンやクレープ、コーヒーなどおいしい屋台がたくさんあるので、お腹をうんと空かせて行くことをおすすめします。

見るだけで楽しい!フィッシュマルクト名物のたたき売り

fischfisch

フィッシュマルクト名物、魚の燻製や果物のたたき売りはエンターテインメント性高し!安さにもびっくり

フィッシュマルクトの名物ともいえる「たたき売り」。うなぎの燻製からお菓子に観葉植物まで、あちこちでいろんな商品を売る威勢のいい声が聞こえてきます。その口上のう まさはまさに職人芸! 思わず見入ってしまいます。

fischfrucht

こんなに入って10ユーロ!籠も素敵

見ているだけでも楽しいたたき売りですが、安さにもびっくり。時間が経つにつれてますます値引き合戦は白熱し、こんなにいっぱい入ってこの値段?! と目と耳を疑いたくなるほどです。なかでもガイドが注目したのは、フルーツ・バスケット。あふれんばかりのフルーツが素敵な籠に入って10ユーロ! 籠だけでも通常はもっとお高いものなので、かなりのお得感があります。シーフードや植物はさすがに日本へ持ち帰れませんが、保存のきくお菓子や食品ならお土産にもいいかもしれませんね。

ライブ演奏とビールを楽しめるマルクトハレ

markthalle

ライブミュージックを聴きながらビールや軽食を楽しめるマルクトハレ。2階にはレストランもあり

フィッシュマルクトに隣接する建物は、1896年に魚の競り市として開かれた「マルクトハレ」。現在はイベントホールとして使われていて、フィッシュマルクトが開催される日曜日には、ステージでコンサートが行われ朝から熱気ムンムン。ホール内にはテーブルと椅子も用意されているので、のんびり音楽を聴きながらビールや軽食を楽しむことができます。しっかり食事をしたい場合は2階のレストランへどうぞ。

がんばって早起きしよう!

市場とは早い時間から始まるものですが、ここのフィッシュマルクトも朝5時から(冬期は7時から)と早朝スタート。9時半までと開催時間が短く、時間が経つにつれて人混みも凄まじくなります。フィッシュマルクトをより楽しむためには、土曜の夜は早めにベッドに入った方がいいでしょう。もしくは、(元気がありあまっている人向けですが)ドイツの若者に習って夜通し遊んでそのまま市場へ向かう、というのも手です。どちらにしても、できるだけ早い時間に行くことをおすすめします。

※人が集まる場所での鉄則ですが、くれぐれも貴重品にはご注意くださいね。

<DATA>
■Fischmarkt
住所:Grosse Elbstr. 9 周辺
営業時間:毎週日曜 5:00~9:30 11~3月は7:00~9:30
アクセス:SバーンReeperbahn駅から徒歩10分、 SバーンまたはUバーンLandungsbrücken駅から徒歩12分
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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