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タワーマンションの間取りは、ここを見る(2ページ目)

タワーマンションは大きく2通りのタイプに分かれるのをご存知だろうか。どちらを選ぶかで生活スタイルは180度異なるといっても良いのだが、さてその注意点とはどこなのか。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド


ロケーションをいかした設計

モデルルーム

モデルルーム

間取りの解説に入る前に、ロケーションについて触れておく必要があるだろう。先述したように、立地は地下鉄「赤坂見附」の駅の上という恵まれた場所。利便性の上では申し分のない条件である。

さらに、「プルデンシャルタワーレジデンス」の良さは、周囲に同等の高さのビルが少ないこと。下層中層にオフィスフロアを配し、上層にレジデンスを配したのはそのような状況があったからではないか。ちなみに、前ページのはじめの画像は、最上階(ペントハウス)メゾネット上階から撮影した眺望。国会議事堂や皇居が遮るものなく、一望できる。

スリットのメリット

モデルルーム

モデルルーム

この素晴らしい立地条件をいかした設計がスリットの窓。上の画像をご覧いただくとおわかりのように、床近くから天井まで大きな窓が規則正しいピッチで連続している。窓に近づけば、ダイナミックな眺望が楽しめ、遠ざかれば壁のシェアが増してプライバシー性を高めるという不思議な効果をもたらしてくれる。

アイデアの前提条件となるのが空調機能である。通風で寒暖を調整するのではなく、24時間365日室内の温度と湿度がコントロールされていることが重要だ。オフィス併設の効用でもあるのだが、ホテルライクといわれる所以はそのようなことにも理由があるのではないだろうか。

バルコニーにグリーンも置けない味気ない空間、なんて心配は無用。必要最低限の窓まわりでプライバシーを守れるロケーション、とそれを大いに活用した窓。この開口だからこそ、都心の真ん中に存在する広大な緑を常に身近に楽しむことができる。間取りひとつでマンションの特徴さえも読み解くことができるのだ。

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