人気の衰えない「六本木ヒルズレジデンス」

「六本木ヒルズレジデンス」は森ビルが再開発を手がけた「六本木ヒルズ」の南端に位置するマンション群の総称である。スレンダーなツインタワーが象徴的であるが、左右にもう1棟ずつ加えた計4棟から構成されている。

再開発以前の所有者(地権者)住戸も含まれており、それらが中古流通市場に出回ることがある。ネットなどに売却希望を告知する前に取引が成立してしまうことも多く、相場を探ることが難しいが、坪あたり700万円前後で売買される事例もあるようだ。もちろん向きや階数によって大きく幅があるが。

しかし、「六本木ヒルズレジデンス」は総戸数793戸のうち、半数以上にあたる473戸が賃貸もしくはサービスアパートメント。やはり、「高級賃貸」として知られる1棟である。同タワー完成以降にも、同クラスのハイグレード賃貸がうまれたが、仲介会社によると、依然問い合わせが多いのは「六本木ヒルズレジデンス」だそう。
六本木ヒルズレジデンス

六本木ヒルズレジデンス

秀逸な間取り

このタワーマンションは、利便性もグレードもサービスもすべて、最上ランクの評価を持ち合わせているが、室内の間取りもじつに考えて設計されている。「PP(プライベート・パブリック)分離に、大きなリビングダイニングを用意しました」といった高級物件にありがちな大味な作りではない。

では、どこがどう違うのか。具体的な図面と画像で、その一例をご説明しよう。

サンプルは、2Bedroomの184平米、角部屋タイプである。まず、眺めをアピールしたい超高層でありながら、視覚的な広がりが感じられ、そして外気に触れることができるよう、バルコニーを3か所も用意している点に注目したい。ガラスカーテンウォールの建物に代表されるような、大きなガラスで囲んでしまえば確かに眺望は映える、が住まいとしての落ち着きが得にくいデメリットを生じさせる可能性がある。そこで、「見える」と「隠す」のバランスを図り、バルコニーを要所に設置することで住まいとしての居心地を確保している。

間取り

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