ますます内容充実の英語キャンプ
今年の夏も、琵琶湖で開催されたKUMONの英語キャンプに参加取材しました。今年は特に暑い夏でしたね。私はこの英語キャンプに毎年参加しているので、キャンプで行われる内容の変化も興味深く拝見しています。2013年の取材のテーマは、「修了式」でした。親も、子も、キャンプリーダーの外国人講師たちも、涙で言葉が出なくなるという修了式だと聞いています。英語キャンプのクライマックスと言える修了式までの2日間を取材しました。KUMONの英語キャンプについては、記事を2つに分けてレポートします。2013 English Immersion Camp 琵琶湖にて。
キャンプ内容に変化あり!
この英語キャンプ、今年は特徴的な変化が3つありました。まず、キャンプ日程です。6日間コースと、4日間コースが並行して開催されるというものです。KUMONの英語キャンプは参加人数が多いため、グループを入れ替えながら、夏は8月一ヶ月まるごと英語キャンプをします。留学生キャンプリーダーたち、KUMONスタッフの皆さんの苦労が目に浮かぶようです。同じ場所で同時進行なんてさらに大変そうです。次の変化は内容です。新しい活動が追加して入れてありました。MFB(Monitor Feedback)という自己評価ノートまとめの時間の設置です。昨年度までの参加の子どもたちの様子を細かくチェックした結果、このMFBの時間の設置が有効であると判断されました。キャンプの間ずっと、一人のキャンプリーダーが3名の子どもたちに付いて、彼らの人間的な成長を支えるそうです。もちろん英語力の成長も支えていますよ。
毎日、一人一人がお互いに向き合ってMFBに成長を記す。
かんたんなスキットを楽しそうに練習していた。
グループ発表の準備をする子どもたち。
子どもたちは日本全国から琵琶湖にやってきた!
参加する子どもたちの英語レベルには差はありますが、英語力の上下などまったく関係ないキャンプです。一日中英語漬けになるため、英語でコミュニケーションしないことには何もできません。積極的な子、おとなしい子、いろいろな子どもたちですが、自分の思いを伝えるためには、英語で何とか表現しなければいけないのです。キャンプ中に見かけた子どもたちのコミュニケーション方法も実にさまざまでしたね。たとえば……
- ひたすら単語で表現しようとする子
- ジェスチャーで自分の言いたいことを表現する子
- 英語と日本語を混ぜて表現している子
- グループリーダーにおんぶしたり、手をつないだり、肩を組んだりする子
- 伝わらない時にはイラストを描いて表現して笑顔になっていた子
私がキャンプの中で見学していると、スタッフの若い女の子一人と出会いました。2002年KUMON英語キャンプ第1回の参加者、藤原星菜さん(21歳) でした。こうして何年も関わりが続くなんて素敵ですね。彼女は現在、イギリスのロンドン大学に進学しています。小学生時代に過ごした英語キャンプの仲間と今もなお交流があるそうですよ。将来は発展途上国の教育に関わったり国際開発の仕事がしたいと話していました。
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