驚異のバッテリー駆動時間
取り外しが出来、サイズも選べるバッテリー
Let’snoteは剛性や強度が高いというタフ性能に加えて、モバイル仕様で重要なバッテリー駆動時間の長さが特徴です。このバッテリー駆動時間はインテルの最新プロセッサーを使用することなどで、驚愕の駆動時間となっています。
カタログスペックでは22時間駆動となっています。カタログスペックは実用とはかけ離れた利用方法をするのであまり当てになりませんが、筆者が実際に試したところ10時間以上は利用することができました。
あまりにも長いので詳細なテストが出来なかったのが残念ですが、例えば液晶の輝度を50%、Wi-Fi接続でブラウザーを立ち上げ1分に1度程度リロードするという条件ではバッテリーを40%減らすのに10時間程度かかりました。
これは標準バッテリーを装着した状態ですが、1日程度の出張ならACアダプターなしで十分使える利用時間と言えます。使い方にもよりますが、もしかしたら1泊程度の出張でもバッテリーだけで運用できるかもしれません。
従来のLet’snoteと違う点
Let’snoteシリーズは丸いタッチパッドが主流となっていますが、AXシリーズと同じようにLX3でも丸いタッチパッドでは無く四角いタッチパッドが採用されています。
丸いタッチパッドでクルクル回す操作は出来ません。Windows 8を使う場合は、タッチパッド上でジェスチャー操作をすることも多いので、なるべく大きいタッチパッドの方が使いやすく、こちらの方が適していると言えます。
ボタン部分は、最近多いタッチパッドと一体化している物では無く、独立した物となっています。独立している場合、タッチパッドの大きさが小さくなりますが、このあたりは好みや慣れの部分が大きいので、どちらがいいかは難しいところです。
タッチパネルと解像度
Windows 8を利用する場合、タッチパネルがついていた方が使いやすい場合もありますが、利用ソフトによってはタッチパネルをほとんど使わない場合もあるでしょう。
どちらかというと、Let’snoteは事務用途などに使うことが多いので、ExcelやWordなどのオフィスアプリケーションなどを使う事があると思いますが、このような用途が多い場合、タッチパネルは宝の持ち腐れとなってしまいます。
また、画面の解像度はフルHDではなく1600×900のHD+になっているところも場合によっては残念な場合もありますが、事務用途でよく使うソフトでは文字サイズが細かくなりすぎず、情報量が多めになる現時点でバランスの良い解像度という見方もあります。
Windowsエクスペリエンスインデックス
普段使いも快適なモバイルパソコン
このLet’snote LX3は、タッチパネルなどの最新の機能はありませんが、ビジネス系の利用がメインの方にはあまり必要が無い機能です。持ち運び利用したい方にとって、バッテリー駆動時間と剛性は非常に重要なポイントです。これを生かした物は画面サイズも小さくなりがちですが、14型で問題ないサイズになっています。さらに、重量も非常に軽く持ち運びしやすくなっています。
タッチパネルは必要ないが、持ち運びしやすく普段使いでも使いやすい製品を探している方には最適なパソコンです。