東陽町、大規模マンションと親水公園の街(2ページ目)

住むならマンション購入、
中古は築20年～30年が中心に

マンション建設現場。このエリアでは幹線道路沿いか、それ以外かで環境はかなり異なるので注意が必要

ここで住むことを考える場合、マンション購入が現実的。一戸建てはあまり供給されておらず、探しやすさで言えば圧倒的にマンションだからです。歩いてみると、駅から徒歩15分圏内で何棟もの建設現場がありました。一時期に比べると規模はやや小さくはなっていますが、それでも100戸超、200戸超という物件もあり、全体に規模は大きめ。駅近くになるとさすがに小さくはなりますが、それでも数十戸はあります。

駅から15分以上離れると、古くから住んでいる人の多い一戸建てエリアに。小規模な工場なども点在する

このところ、ぎりぎりまで価格を発表しない物件が多いため、リアルタイムでの価格は明確ではありませんが、70m²で4000万円内外というところでしょうか。単身者向きは少なく、60m²から90m²のタイプが中心です。開発が進んできたためか、新築では駅から10分、15分とやや遠目の物件が増えてきており、今後もこの傾向は続きそう。さすがにそれほど土地はなくなってきたわけです。また、幹線道路沿いは比較的交通量が多いため、場所、部屋の向きなどによっては音が気になることもあるかもしれません。

中古では築10年以下は非常に少なく、中心となるのが築20年以上だ

中古マンションは築年数が経っている物件が多く、築20数年から30年超といった物件が普通に供給されています。その分、価格は安く、3000万円前後の予算があれば70m²～90m²、2000万円前後で40m²～60m²の物件が狙えます。この価格であれば、賃料を払うつもりで購入、いずれ賃貸に出すという手もあるかもしれません。ちなみに賃貸の場合の家賃はワンルームマンションで7万円～、1DKで8万円～、2DKで10万円～といったところ。こちらも築年数は経っている物件が目につきます。物件種別ではマンションが中心でアパートはごくごく少数と思ってください。

街中を歩いてみると緑のほかに、古い小さなお社などもあり、新しく見えて歴史のある街であることも分かる。一度歩いてみると新しい発見があるはず

都心からの足回り、生活の利便性、公園や緑の豊富さ、住宅供給数の多さと、特に初めてマンションを購入しようという人には条件の揃った街、東陽町。あまり知られていない街ですが、たずねてみる価値はあります。桜、新緑の季節にはお勧めです。