全世界で大ヒット!名曲が並ぶ豪華なアルバム
■アルバム名Thriller
■アーティスト名
マイケル・ジャクソン
■おすすめ理由
1982年に発表されたマイケル・ジャクソンのアルバムです。1979年の「Off The Wall」で共同プロデューサーを務めたクィンシー・ジョーンズと再びタッグを組み、全世界で1億1,000枚ものセールスはギネス記録にもなりました。
収録曲は耳なじみのあるものが多く、タイトル曲の「Thriller」(スリラー)や「Beat It」(今夜はビート・イット)、「Billie Jean」(ビリー・ジーン)、ポール・マッカートニーとのデュエット「The Girl is Mine」(ガール・イズ・マイン)、コンサートのオープニングで必ず歌われていた「Wanna Be Startin Somethin」(スタート・サムシング)など、豪華な内容です。
前作「Off The Wall」ではポップで軽めの仕上がりでしたが、「Thriller」では音楽性も重視しています。1曲目のディスコ調の「Wanna Be Startin Somethin」でインパクトを与え、ポップスやR&B、ファンク、ロックなど、多彩なサウンドで聴く者の心をとらえます。
ミュージックビデオも合わせて見たい
「Thriller」のミュージックビデオは13分以上にも及ぶ大作です。この曲からマイケルのミュージックビデオはドラマティックで見ごたえのあるものとなりました。特殊メイクを使用し、多くのゾンビと踊るシーンがあまりにも有名で、演技でもマイケルは高く評価されました。監督は「星の王子 ニューヨークへ行く」(原題:Coming to America)等で知られるジョン・ランディス氏です。ランディス監督は1991年の「Black or White」(ブラック・オア・ホワイト)でもメガホンをとり、マコーレー・カルキンとの共演や映像の楽しさなどで有名です。
「Beat It」はギターにエディ・ヴァン・ヘイレンのアドリブのギターソロや、スティーヴ・ルカサー(元TOTO)がリズムギター等を担当しています。ミュージックビデオでは本物のギャングが出演し、マイケルと共演しました。
「Billie Jean」はムーン・ウォークが有名ですが、マイケルは初めて披露したムーン・ウォークはイメージ通りにできず、失敗したと考えていたようです。しかし世間的には大きな衝撃を与え、マイケルの代名詞ともいえるパフォーマンスとなりました。