ロック・ポップス/海外ロック・ポップス、70年代の名盤の口コミ

エリック・クラプトン復帰作「461 Ocean Boulevard」

ドラッグ問題等で約4年程の暗黒な隠遁生活を送っていたエリック・クラプトンが、復帰作として1974年発表したのが本作です。ここから、ソロとしてのキャリア・名実ともにエンジンが掛かり、今日に至っているものと言っても良いでしょう。今作をクラプトンの最高傑作と挙げるファンも多くいます。

投稿記事

ここからソロとしてのキャリアを積み上げていく!

■アーティスト名
エリック・クラプトン

■アルバム名

461・オーシャン・ブルーヴァード

■おすすめ理由

ドラッグ問題等で約4年程の暗黒な隠遁生活を送っていたエリック・クラプトンが、復帰作として1974年発表したのが本作です。
彼はここから、ソロとしてのキャリア・名実ともにエンジンが掛かり、今日に至っているものと言っても良いでしょう。
収録はマイアミにて行われ、その際使用したスタジオの住所を、そのままアルバム・タイトルにしています。

それまでジャマイカの音楽とされていたレゲエを導入し、全米1位のシングル・ヒットとなった「アイ・ショット・ザ・シェリフ」は、ボブ・マーリーのカバー、初めてアメリカにレゲエを認めさせた功績があります。
また「ステディ・ローリン・マン」は、本人に大きな影響を与えたブルースマン、ロバート・ジョンソンのカバーです。

内容はとてもリラックスした楽曲が揃い、「レイドバック」という表現でこのアルバムを評価する事が多くあります。
言わばこれは「癒し」のようなもの、キリっとした音楽がある一方で、ちょっと緩めなサウンドだって存在します。
どちらが良い悪いではなく、これは表現の一貫ですから、聴く側としても依怙贔屓や差別だけはして欲しくないものです。

日本の土壌では上手く表現できない、楽器の乾いた音の感じや温かみが滲み出ている秀作、これをクラプトンの最高傑作と挙げるファンも多くいます。
プロデュースは巨匠トム・ダウドによるものです。


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