ロック・ポップス/海外ロック・ポップス、70年代の名盤の口コミ

ビリージョエルのグラミー受賞作!ニューヨーク52番街

今でも人気なビリー・ジョエルのアルバムです。華々しい頃の作品ではありますが、実際に唄われている内容は、人間の内にある本音や葛藤、ちょっとしたおふざけも含めた「生活者の日常」であることに着目して欲しいものです。普通のありふれた人々に興味があり、そこに些細な疑問を持ち、そして投掛けるシンガーだというのが良く分かります。

投稿記事

特別な誰かの為のものではなく、普通のありふれた人々を唄った一枚

■アルバム名
ニューヨーク52番街

■アーティスト名
ビリー・ジョエル

■おすすめ理由

1978年にビリー・ジョエルが発表したアルバム、通算6作目、その後1982年に世界初の商業用CDとして発売されたことでも知られています。グラミー賞の最優秀アルバム賞、男性ポップ・ボーカル部門の2部門を受賞しています。

前作の「ストレンジャー」にて人気に火が着き、そのプレッシャーをはねのける位のクォリティで、今でも人気アルバムに挙げられます。
特に「オネスティ」という楽曲は日本で最も受け入れられ、多くの人が一度は耳にしているはずです。
そんな華々しい頃の彼の作品ではありますが、実際に唄われている内容は、人間の内にある本音や葛藤、ちょっとしたおふざけも含めた「生活者の日常」であることに着目して欲しいものです。
特別な誰かの為のものではなく、今日は休日を嗜む、明日の朝、眠い目をこすりながら再び仕事に出掛ける人々の事です。
きっと普通のありふれた人々に興味があり、そこに些細な疑問を持ち、そして投掛けるシンガーだというのが良く分かります。

1曲目「Bigshot」では、ちょっと上機嫌?な男の大ぼら吹きにも聞こえ、「マイライフ」での独立独歩ぶりは、何か小さな決意をした人の事だと思えてなりません。
ニューヨークを中心に、都会の小さな出来事、些細な人の夢を紡いだ当時のビリーらしい作風です。

プロデューサーは巨匠フィル・ラモーン。
「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500」に於いて、354位にランクインしています。

【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場でロックの CD・DVD を見るAmazon でロックの CD・DVD を見る
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます