「住まいづくりナビセンター」リニューアルオープン
東日本初の展示場拠点「晴海デザインセンター」が新しく生まれ変わった(報道向けに行われた記者見学会にて) |
昨年6月にオープンしたのには理由があります。それは、長期優良住宅法の施行に合わせていること。昨今は住生活基本法や品確法、最近では住宅瑕疵担保履行法や省エネ法改正など、ユーザーには分かりにくい制度や法律の変化もめざましく、それに加えてネットの乱立による情報も氾濫しています。いわば住宅の素人である計画者が自分に必要な情報を正しく取捨選択し、的確に判断するのは年々難しくなっているという背景があります。
「どこで何を聞けばいいか分からない」来場者にはまずここでカウンタースタッフが誘導してくれる。ロゴも刷新 |
具体的なサービスは、建築士・インテリアコーディネーター・福祉住環境コーディネーターなどの女性スタッフが、相談者の状況や疑問を整理しながら進め方をアドバイスする「住まいづくりナビゲーション」(無料)や有料コンサルティングのほか、相談者の理想の住まいを具体的にイメージに落し、一冊のファイルにまとめる「住まいの計画書づくり」(有料)、この計画書を作成した希望者には、住宅企業数社を比較検討しながら紹介する「住まいづくりのパートナー選び」(有料)など。
書籍から雑誌まで充実した住まいライブラリーも。本選びに困ったら女性スタッフが対応 |
OZONEでも工務店依頼サポート開始
さてもう一つ、第三者機関としてよく知られているのは、東京ガス100%出資子会社の総合情報センター「リビングデザーンセンターOZONE」(東京・新宿)。ここでも新しい動きが。ここは家具や建材企業のショールーム、住まいに関するライブラリー施設があるほか、中立的な立場で家づくりを検討中の建て主をサポートするサービス「OZONE家づくりサポート」を展開しています。インテリアなどの展示が充実するリビングセンターOZONEでも、家づくりをサポートするリアルサービスを開始(写真提供:OZONE) |
このOZONEがこのほど、同社と住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME'S」が業務提携し、「HOME'S注文住宅」会員企業である工務店が「家づくりサポート工務店コース」に参加することが決定。顧客満足・設計力・技術・経営状況など一定審査をクリアした工務店が登録されるため、消費者としては、直接に工務店に問い合わせしたり自ら比べる前に、ワンストップの場で安心できる工務店をより多くの選択肢から専門家の意見を聞きながら比較検討できることになります。
もっと草の根的に、ズバリ住宅の適正価格を追求した住宅プロデュース会社も増えています。次ページでは、ある住宅プロデュース会社の社長にインタビュー!