月見台の下の茶室
1. リビングの端にある茶室の入口。 2. 円弧の壁のアプローチ。 3. 炉が切られた二畳台目。床には麻布が垂れ下がっている。 4. 床から入口を見返す。障子は和紙の太鼓張り。 5. 庭に張り出した月見台。 ※5以外の写真はUA提供。 |
リビングの南のコーナーを3段下がると、その先は半地下の茶室になっています。吹抜けから続くカーブする煉瓦壁は、凹凸を強調するように荒めに張られています。畳は二畳で端には炉も切られています。光は壁面から天井を照らす間接照明と天井近くの小さな障子からも入ります。
「主な生活の場を1階にすること」、そして「庭も部屋も明るく広い家にすること」という I さんご夫妻のリクエストに、池村さんは大胆でユニークな設計で見事に応えたのでした。
◆建築データと建築家プロフィール