エコ関連の取り組みや防災対策などの受賞が目立つ
「かやぶきの里プロジェクト」が、グッドデザイン賞ベスト100に
住宅以外のカテゴリーでの主な受賞は以下のとおりです。―――住宅以外のカテゴリーの主な2013年グッドデザイン賞入賞―――
『Brillia暮らしのホットライン』・・・東京建物アメニティサポート/東京建物
『プラウド船橋(みらSATO~みらいのふるさとを創ろうプロジェクト)』・・・・野村不動産/三菱商事
『森のシティグリーンカーテンプロジェクト』・・・野村不動産/三菱商事
『サイクルシェアリング用電動自転車のバッテリーを活用したモバイル非常用電源』・・・野村不動産/三菱商事
『 [そなエール『家族防災』/『みんな防災』]』・・・大成有楽不動産
『防災備蓄庫[まもりBOX]』・・・リビングライフ
『パークシティ武蔵小杉ザ グランドウイングタワーの防災マンション計画』・・・三井不動産レジデンシャル
『 マンション用次世代エネルギーシステム 『ソラパワ』プロジェクト』・・・タカラレーベン 入居者に対する、きめ細やかなサービスやエコ関連の取りくみ、防災対策やコミュニティ支援などがグッドデザイン賞を受賞しています。中でもプラウド船橋は、3つの項目での受賞になっています。防災関連の取り組みやエコ関連、コミュニティ支援の取りくみなどは、まさに今の時代に求められているデザインなのかも知れません。
マンションディベロッパーの中では、野村不動産が取り組んだ、『子供たちに故郷をつくる住宅ソリューション「かやぶきの里プロジェクト」』が、グッドデザイン賞ベスト100に選出されています。筑波山麓グリーン・ツーリズム推進協議会、株式会社里山建築研究所、つくば市、筑波大学などと取りくんだ同プロジェクトは、都市と農村のサスティナブルな相互扶助関係をつくる産民官学共同プロジェクト。分譲住宅入居者を筑波山麓へ招き、豊かな自然の中で田植えや稲刈りなど里山体験イベントを実施します。都市農村交流の拠点と里山文化継承の象徴として、築150年の古民家を住宅入居者、野村不動産社員、地元住民などとセルフビルドで移築再生しています。
都会暮らしで故郷を持たない子どもたちと、過疎化や少子高齢化で荒廃が進む農村を繋げる新しい取り組み。日本の持つインフラを上手に活用して暮らしを豊かにしていく。そうしたデザインも今後求められるのかもしれません。
【関連サイト】
◆グッドデザイン賞 オフィシャルページ