演劇・コンサート/演劇・コンサート関連情報

石丸幹二×木場勝己「最後の精神分析」稽古場リポート(2ページ目)

ミュージカルを中心にストレートプレイ、映像等幅広い分野で活躍する石丸幹二さんと様々な舞台で観客の心を捉える木場勝己さん。本作『最後の精神分析 -フロイトVSルイス-』が初共演となるお二人と、翻訳・演出の谷賢一さんを本番1週間前に直撃して来ました!稽古場での貴重なショットもお楽しみに!

上村 由紀子

執筆者:上村 由紀子

演劇ガイド

濃密な空間で体感する言葉と演技のバトル

インタビュー終了から30分後、中学校の校舎を改築して作られた教室サイズの稽古場で「最後の精神分析  フロイトVSルイス」の通し稽古が始まりました。通しの前にフロイトの椅子に座って気持ちを作る木場さんと、物凄い量の付箋が貼られた台本のチェックをしながら口周辺の筋肉をほぐす石丸さん。インタビュー時の柔らかいムードから一転、稽古場は心地よい緊張感に満ちています。さあ、どんな言葉のバトルが繰り広げられるのでしょうか。

最後の精神分析

同じ時代に生きた2人が出会っていたら



今まさに第二次世界大戦が勃発するかもと言う状況の中、精神分析の祖・フロイトと「ナルニア国物語」等のファンタジー作品を書いた作家・ルイスの2人が神について、道徳について、性欲、人生について交わす90分の激論。

最後の

ルイスの心の中にあるものは……


通し稽古を拝見してガイドが感じたのはお二人の声の「圧」の凄さと、インタビューでも出たように、攻める側、守る側が一瞬にして変わる「スリリングさ」、そして「濃密さ」でした。まさに手を伸ばせば届いてしまいそうな距離で繰り広げられる一流の俳優お二人による言葉と演技のバトル。

最後の精神分析

瞬時に攻め手と受け手が入れ替わる言葉のバトル



今回「最後の精神分析  フロイトVSルイス」が上演される日暮里d-倉庫は何と全客席が100席強の小劇場。この素敵に骨太な会話劇を1公演100人強で共有出来るなんて本当に豪勢な体験だと思います。

前売りチケットはほぼ完売の状況ですが、毎公演当日券の用意もあるそうですので、是非劇場でフロイトとルイスの「言葉と演技のバトル」を体感して下さい。

最後の精神分析

2人の論争に結論は出るのか……それとも



■DULL-COLORED POPプロデュース「最後の精神分析-フロイトVS ルイス-」
翻訳・演出 谷賢一  出演 石丸幹二 木場勝己
劇場 日暮里d-倉庫 http://www.geocities.jp/azabubu/map_d.html

チケット料金(全席指定・消費税込) 
一般 5,000円、学割(24歳以下)2,500円(公式HPのみ取扱い)
公演日程 10月4日(金)~10月13日(日)

公演日時、アフタートーク等の詳細 → http://www.dcpop.org/stage/next.html
公式ツイッター → https://twitter.com/FreudVSLewis

【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで演劇関連の商品をチェック!楽天市場で演劇関連の商品をチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます