知り合いがいない場所での私の出産体験
主人の転勤先の北陸で、しかも真冬に出産しました。お互いの実家は九州。里帰りも難しいし、実母は他界していて甘えられる人もいません。
友人はおろか、ろくに知り合いすら居ない状況でしたので、事前に受けられるサービスは調べまくりました。
買い物関連
真冬に子供を連れて買い物はまず不可能と思っていましたので、妊娠と同時に生協に加入しました。母子手帳があれば配送料は無料になるサービスもあり、特におコメなど重たいものは助かりました。最近では民間でもこのサービスを開始してくれています。最寄りのスーパーなどで情報を得ておくと良いでしょう。
病院
出産した産婦人科が小児科も併設してくれていましたので、最初からここで産むと決めていました。華美なサービスの産婦人科も多い昨今ですが、産んだ直後のことよりも、その後も長く付き合える病院選びが重要なのではないかと思ってのことです。病児保育を行ってくれている小児科などもあれば選択肢に加わったかと思います(その当時はありませんでした)。
行政のサービス
だいたいの市町村では、出産1ヶ月後くらいに助産師さんが各家庭を訪問してくれるサービスがあると思います(もちろん無料)。その際に伺った話ですが、最近は里帰り期間の長いママさんが多くて、このサービスを利用なさらない方も多いのだとか……。この訪問サービスの際に、各種の相談窓口、その助産師さん経営の助産院の話など、いろいろ生の情報を聞くことが出来ました。
そのほかにも、ファミリーサポートへの登録(市町村によっては実施していないところも有)は必須です。特に行政のものは「登録するだけなら無料」というものも多いので、いろいろ手を回しておくと良いでしょう。
子育て支援センター、各種子育てサークルの情報は、役所だけでなく公民館や市報などで入手できると思います。
ご近所づきあい
住んでいたアパートの方とは仲良くしておきました。「子供が産まれたら夜泣きなどでご迷惑をおかけするかもしれません」と低姿勢でご挨拶を心がけました。その内お一人が、「私も子育て時代は周囲に助けられたので、何かあったら気兼ねなく声をかけてね!」と言って下さいました。結局頼ることはありませんでしたが、誰も頼れない地での出産でしたので、有り難くも心強いお言葉でした。