日本の雰囲気によく似た港町
台北から東に25キロほどのところにある基隆。台湾を代表する国際港で、16世紀初めごろから貿易の重要な拠点として栄えた港町です。日本統治時代には日本と台湾を結ぶ玄関口の役割を果たしていました。日本からの移住者が多かったこともあり、現在も街のいたるところに天丼やとんかつなど、日本料理店が見受けられます。ひとつ脇道を入ると、まるで東京のどこかの街の路地裏に迷い込んだかのように、雰囲気も日本とよく似ています。基隆の観光スポットである廟口夜市は、まるでお祭りのような賑わいで、大小さまざまな店や屋台が軒を連ねます。夜市ということで、夕方17時頃から深夜まで活気が続きます。港町ということもあり、新鮮な魚介を使ったグルメを堪能することができるもの魅力のひとつです。
やさしい味のカニのあんかけスープやあつあつの小龍包、少しずついろんなものが食べられるのは屋台ならではです。廟口夜市で一番人気は、営養三明治の揚げパンのサンドイッチ。ふわふわの揚げパンに玉子とハムが挟まっていて、一度食べると忘れられないおいしさです。
■基隆
電車でのアクセス:「台北車站」から西部幹線で「基隆行」に乗り終点下車。最速で20分、普通快速で約40分。料金は自強号(特急)66元、普通31元。
バスでのアクセス:台北駅前の国光客運台北東站バスターミナルから「基隆行」に乗り終点下車。約40分から50分。料金は45元。
台湾鉄路管理局(鉄道)HP:www.railway.gov.tw/tw/
国光客運台(バス)HP:www.kingbus.com.tw/index.php
※データは記事公開時点のものです。