子育て/プラス思考の子を育てるコツ

子どもにマネしてほしくないマイナス思考 その8(2ページ目)

ママのポジティブ改革は、マイナス思考の存在を知ることからはじまります。なぜなら、私達の悩みの多くは、しつこいマイナス思考が足を引っ張っているケースがほとんどだからです。「子どもにマネしてほしくないマイナス思考」シリーズでは、子どもに伝わりやすい13のマイナス思考を1つずつクローズアップ。読んでみて、「当てはまるかも」と思ったら、子ども達に伝わる前に、ポジティブ化してしまいましょう!

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

ママのポジティブ改革:「脱・感情先走り思考」

「感情先走り思考」を脱するコツは、そのスタートにあります。人は誰でも、いったん感情が優勢になってしまうと、止められなくなるからです。

それが、ワクワク、ウキウキするようなポジティブな気持ちなら、いくら続けていてもOKですが、残念ながら、「感情が優勢になるとき」というのは、ネガティブに転がるケースが多いのが実情。

「こんなに激しく不安を感じているのだから、失敗するに違いない」

と思ってしまっては、誰が見ても、いい展開は見込めません。うまくいくものでさえ、うまくいかなくなってしまいそうですよね。

「ダメかも」
「ムリかも」

と思うと、本当にどんどんダメになっていってしまいます。だから、心の中が、「論理的<感情的」のバランスに傾いてきたら、エスカレートする前に対処することが大切です。

その際にとても効果的なのが、自分で自分にツッコミを入れる方法。

「この飛行機、危ないって本当?」

「勝手に私がそう思っているだけじゃない?」

と、ぜひ、自分の心を疑ってみてください。あえて「疑う」という強い言葉で表現したのも、私たち人間の習性を考慮してのこと。ほうっておくと、人は自分の心に浮かんだ考えを、疑うことなく、そのまま鵜呑みにしていく傾向があります。たとえそれが、どんなにネガティブな考えでも!

自分のことは自分が一番分かっている、だから、自分の気持ちを疑うなんてありえないのですね。そこで、効果を発するのがツッコミです。一直線な心に、待ったをかけるツッコミが、私達を現実に戻してくれるのです。

「自分を疑う」なんて、あまりなじみのない方法かもしれませんが、れっきとした心理テクの1つです。「何だか今日は気分が晴れないな」と思うときは、気持ちを引きずっていることが多いもの。その気分をぜひ疑ってみてください!


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