“もっと高性能に、もっとラグジュアリーに”
日本ではなぜか既に、8月のSクラス発表会において、こっそり披露されていた新型SクラスのAMGモデル、S63。いちおう、というか公式には、フランクフルトショーがワールドプレミアであって、それに続けてザルツブルグにおいてメディアを対象とした国際試乗会が開催された。
いっとき、日本で売れたSクラスの半分がAMGモデル、なんてこともあったくらい、日本はAMGにとって大切なマーケットである。アメリカ、中国に次ぐ重要さ、というわけで、今や人数規模でも日本チームの倍以上に膨れ上がった中国メディアと一緒に、仲良くチャーター機に乗って、ドイツからオーストリアへと向かった。
S63AMG 4マチック ロングのボディサイズは全長5287mm×全幅1915mm×全高1499mm、ホイールベースは3165mm。カーボン製トランクフロアやアルミボディシェル、軽量リチウムイオンバッテリーなどにより旧型比で最大100kgの軽量化を実現した
とはいえ、ベースの新型Sクラスそのものの見栄え質感と装備内容には、すでに目を見張るものがある。さらにその上を目指す、というのだから、こちらの期待も膨らむというものだ。