事実上CLKクラスの後継車

日本に導入されるEクラスクーペは、写真のE550クーペとE350クーペの2モデル。E550クーペの価格は1095万円

セダンがモデルチェンジしたばかりのメルセデス・ベンツEクラスに、矢継ぎ早にクーペが追加されました。Eクラスのクーペというと、3世代前のW124型までは存在していたのですが、いったん中断してその役目をCLKクラスに譲っていたため、実に14年ぶりの復活となります。

名称としては、Eクラスの一員としてラインアップされたわけですが、ようするにCLKがモデルチェンジするとともに、ちょっと上級移行したと捉えればいいかなと。いまやスポーティ&スペシャリティ系からユーティリティ系まで非常に多くの車種をラインアップするようになったメルセデスを象徴する1台といえるでしょう。

4705mm(AMGスポーツパッケージ装着車4715mm)×1785mm×1395mmというボディサイズは、Cクラスより100mmほど長く、わずかに幅広いが、Eクラスセダンよりも約165mm短く、70mm狭い。ホイールベースは2760mmとCクラスと同一

ボディサイズはEクラスのセダンよりもだいぶ小さく、ホイールベースはCクラスと同一。CクラスとEクラスのどちらがベースなのかというのも気になるところで、実際各方面でいろいろな言われ方をしていますが、CクラスとEクラス自体に共有部分が多いので、どちらともいえるわけですが、内外装のデザインやエンジンの設定を見ると、やはり名前のとおり、CクラスよりもEクラスのほうが近いといえそうです。

ちなみに、従来のCLKクラスは、セールス的にはあまり成功したとはいえなかったらしく、それも少なからずEクラスクーペとして復活する引き金になったはず。ガイドも正直、CLKは割高感があったし、丸目のマスクやいささか高級感に乏しいルックスも、メルセデスユーザーにとっての訴求力は弱かったのではないかと思っています。そこでCLKの後継モデルは、パワートレイン等もグレードアップし、車格を上げて名前も変え、イメージ自体をワンランク上のところにもっていったわけですね。

インパネのデザインは、やはりEクラスセダンとの共通イメージで、インテリアの素材やカラーも共通性が高いが、クーペにはアルミニウムトリムの設定がある


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