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居心地の良い間取りの研究「六本木ヒルズレジデンス」(2ページ目)

「六本木ヒルズレジデンス」には様々な間取りバリエーションが存在するが、すべてに共通していえることは、家具の置き場所がイメージしやすいこと。一見当たり前のようで、これは(タワーマンションでは)とても珍しい。具体的に解説しよう。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

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キッチンはステージ

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メゾネットの下階にリビングダイニング。上階がマスターベッドルーム(撮影した住戸は掲載間取りの反転タイプ)。リビングダイニング空間は、4面のうちひとつがキッチン、正面は眺望(窓)。居室正面の壁面は上階に続く階段が占めている。

まず、ご想像いただきたいのが料理の場面。ホームパーティを開いて、ゲストがキッチンに入ったときの気持ちよさをどう表現するだろう。センターに構えたコンロのおかげで、アイランドレンジフードはインテリアの一部と化している。料理人が主役、キッチンはステージ。

センターにレンジフード

センターにレンジフード


見下ろす眺望は居住者だけのもの

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次は、キッチン内側から。「六本木ヒルズレジデンス」では、ほとんどのキッチン機器にドイツ「ガゲナウ」社の製品を採用している。品質、機能、デザインすべてにおいて優れている、と評判のブランドだ。

さて、左方向には上階への階段が見える。なぜ、わざわざ窓側まで行って上がるのか。ぜいたくな吹き抜けは窓に接した床面積をあえて少なくさせている。だが、上階から下階へ降りてくるときの視界をイメージしてみよう。そこは、メゾネット住戸でしか堪能することができない、眼下に広がる景色を思う存分楽しめる角度。プライバシースペースは上に固めていることから、その景色は居住者だけの眺めである。

キッチン機器は「ガゲナウ」で統一

キッチン機器は「ガゲナウ」で統一


マガジンスタディエリア

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上階に上がった踊り場のような場所は、「マガジンスタディエリア」と名付けられた。畳数にして15.2畳。ご覧のとおり、右手の壁面はオープン収納と間接照明で構成されている。クリアなガラス手すりも広がりを隔てず、居心地の良さそうなスペースだ。

一転、マスターベッドルームは、バルコニー付きの囲われ感を醸し出す空間。クローゼットとバスルームの位置関係も理想的だ。浴室は1824と申し分のないサイズ。ホテルのようなcomfortableな水周りを連想させる。
壁面(右)は収納と照明で構成されている

壁面(右)は収納と照明で構成されている


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