アサリの旬は春と秋
アサリは、産卵前の春と秋に旬を迎えます。
つまり、海水の温度によるので、日本列島の北と南では、その時期がずれますが、産卵を控えて身が肥え、おいしくなります。
秋口に感じる夏疲れの回復におすすめ
アサリに含まれる栄養素は、主にたんぱく質やビタミンB群、鉄分や亜鉛、マグネシウムなどのミネラルを含みます。たんぱく質を構成するアミノ酸は、うまみを決めるグルタミン酸やアラニン、アルギニンなどを含みます。また肝臓のエネルギー源となるアラニン、エネルギー代謝を促し疲労回復作用があるアスパラギン酸なども含まれます。
ビタミンB群は、エネルギー源となる糖質や脂質、たんぱく質などの代謝に必要なビタミンですし、夏の疲れが出やすい秋口に、元気をサポートするにはよい食材ですね。
赤血球をつくる上で必要な鉄分や葉酸、ビタミンB12なども含み、貧血予防などにも役立ちます。
こうした栄養素を無駄なくいただくには、アサリの旨味を生かした汁物や、汁ごと食べられる炊き込み御飯やパエリヤなどもよいでしょう。
アサリには鉄分を含みますが、鉄分の吸収を高めるためには、ビタミンCが役立ちます。汁物に、またパエリヤにレモンや酢橘などの果汁を搾ったり、ビタミンCの含まれる野菜などと組み合わせるとよいでしょう。