犬を飼いたがるお子さんへの教えにもなる名作

■作品名
ハチ公物語 (1987)

■監督
神山征二朗

■主演
仲代達矢、八千草薫、長門裕之

■DVD発売元
松竹ホームビデオ

■おすすめの理由

日本映画の中で、犬を主人公にした物語の代表作の一つ「ハチ公物語」。

プロデューサーの奥山和由は、松竹で製作しようとしたが資金面で却下され、渋谷が舞台となる実話なので東急に出資を申し込み、さらに三井物産も製作に参加するなど、異業種が映画に参入した初の作品と言われています。

■あらすじ
東京の大学教授に秋田犬の子犬を引き取ってくれないかという依頼がくる。

娘は大喜びするが、教授も奥さんも昔飼っていた犬が死んでしまったことから難色をしめす。

娘に「私が面倒を見るから」と押し切られ子犬を引き取るが、娘は結婚し妊娠をして家を出て行く。

仕方なくハチと名前を付け面倒をみることになった教授だが、どんどん二人の間に愛情が通い合い、ハチは毎日渋谷の駅まで送り迎えをするようになる。

そんなハチが可愛くて仕方ない教授は、ハチに夢中になる。

でもある日、教授は大学で脳溢血で倒れ帰らぬ人となってしまう……。


自分が面倒を見るからといいながら、放り投げる娘には本当に腹が立ちます。

教授の亡き後、面倒を見てくれる人もいますが、とうとう最後には一人ぼっちとなってしまうハチ。

自分勝手な人々にも腹が立ちますが、でも教授とハチとの心の通い合い、ひたすら教授を待ち続けるハチのけなげな姿などには胸を打たれますし、涙が溢れてしまいます。

誰かもっとハチを助けることはできなかったのか……という怒りに近い感情を持ちながら観てしまいますが、犬と一緒に暮すなら最後まできちんと面倒をみて一緒に暮すんだよ……という教えにもなるので、犬を飼いたがるお子さんと観るのもいいと思います。



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